高名なレジャー施設「御殿場高原時之栖」の最寄り駅
岩波駅が正式に発足したのは、第二次大戦が終わる前年のことでした。しかし発端をさかのぼると1世紀以上前の明治末期にたどり着きます(信号所として30年を超える歴史があります)。戦後は荷物の取り扱いがさかんに行われるようになり、また高度経済成長の時期になると近接するトヨタ自動車の敷地内に専用線が敷設されて貨物の運搬が開始されています。しかしどちらも昭和末期にその役目を終えています。専用線は使われなくなったものの、トヨタ自動車は岩波駅の近くで最大の施設として残っています。このほかにもいくつかの企業の工場や倉庫などが駅の西側にかたまっており、その間を東名高速道路が走り抜けています。その一方駅の東側は、深い山林に覆われた土地が大半を占めています。東名高速道路のほかに重要性の高い道路を駅の近くで探すと、国道246号線や県道394号線が見つかります。駅を出てから利用できる路線バスについては、全種類を富士急行グループが管理しています。岩波駅はJRの御殿場線に所属する駅です。管内では、どちらかといえば終着駅である沼津駅に近い位置にあります。沼津駅では東海道本線への乗り換えが実現します。もっとも東海道線については、発着駅である国府津駅まで行っても乗り継ぎできますが。このほか、およそ35キロ離れている松田駅まで行くと、小田急小田原線への乗り継ぎができます。岩波駅の利用率は、平成に入ってから少しずつ低下していました。1日ごとの乗客数を計算すると、1990年代末期から1500人を割るようになったことがわかります。しかし2006年から突然、増加に転じます。この年はずいぶん久しぶりに1700人台を記録した年でした。2010年代に入ると、微減する年もたまにみられるものの2000人以上をほとんどの年で記録しています。岩波駅の近辺は、工場などに混ざるように人家が集まっています。それでも全体として、人口密度が高い地域ではありません。建物を新しくつくれない土地も多いようですが、そのことが介護施設の密度に影響していると思われます。施設をこれから探したいなら、いちばん熱心に探したほうがよいエリアは駅から4~5キロくらい離れたあたりです。それより駅に近いところにも施設は当然存在しますが、軒数が乏しい上に、定員に達しているケースが多く含まれているため、上手に探さないといけません。グループホームと住宅型有料老人ホームであれば、そのほかのタイプより探しやすいといえます。











