茶畑が広がる丘陵地は、心を和ませてくれます
菊川駅の起源をさかのぼると明治の半ばにたどり着きます。当初は、「堀ノ内駅」という名前でした(菊川駅の所在地は現在、「菊川市堀之内」と表記されます)。菊川市といえば、静岡県でも指折りの茶の名産地。実際に菊川駅の周辺でも、茶畑が広大に延びる風景が印象的です。それでも菊川駅は市内の中心市街地に取り囲まれるように位置しており、特に駅の南側は商業施設などが固まっています。昨今はだいぶ下火になってきていますが、まだ市内中心部の再開発計画はストップしていないため、まだ駅の周囲は随時便利になる可能性があります。菊川駅についても、新しい出口を設置したり、既存の設備をリニューアルしたりするプランが持ち上がっている模様です。菊川駅から南に進むと、ゆっくり歩いた場合でも10数分経つと東名高速道路に出くわします。しかもインターチェンジはすぐそばにつくられているため、車両による遠出を計画するときは非常に助かることでしょう。駅のそばで利用できる路線バスは、静鉄グループないし市営のコミュニティバスで構成されています。菊川駅は、JRの東海道線の管内においてホームライナーが停車する駅に指定されています。そして、隣接する駅が両方ともに乗り換え先を持っているという利点があります。金谷駅では大井川鐡道の本線に、掛川駅では東海道新幹線および天竜浜名湖線に乗り換えできます。また、掛川駅から6区間進むと浜松駅が登場しますが、この駅でも東海道新幹線に、それから遠州鉄道線に乗り換えることが可能です。菊川駅の利用率は、平成に入ってから少しずつ低下してきました。1日ごとの乗客数は、1990年代は5000人以上を記録する年が当たり前でした。しかし今世紀に入ると5000人を超えた年はたったの1度しか報告されていません。2010年代に入ると4500人を例年下回っています。菊川駅の近辺で介護施設を探すと、数キロ圏内を軽くチェックするだけで立て続けに施設の名前が出てくることがあります。ただし人気の高い公営の施設などがかなり混じっている可能性が高いですから、すぐに入れるとは限らないでしょう。最初のうちは、駅から5キロくらいの範囲を探してみましょう。それでも物足りないと感じたら、10キロくらいの範囲に拡大してみましょう。施設の種別に関しては、グループホームのほかサービス付き高齢者向け住宅などに遭遇するチャンスがあります。どちらにしても入居費用は安く、月額使用料の相場は10万円台前半です。














