駅を南進すると、運動公園やゴルフセンターに到着します
熱海市から田方郡函南町にかけて、火山地帯を貫通するようにつくられている丹那トンネル。このトンネルが完成したのは昭和初期のことでした。このトンネルの開通と前後して、その西口に建てられたのが函南駅です。函南駅は、函南町の中心市街地からいくぶん距離がある場所につくられています。駅舎の北東および南西方面に、集落が延びていますが緑地などの占める面積が非常に多いです。自然を身近に感じ取れる場所で余生を過ごしたいという高齢者にはお誂え向きの土地柄といえるでしょう。駅の近くで目を引く施設をあげるなら、畑毛温泉の名前がすぐに思い出されます。田園地帯に入湯設備を擁した旅館が数軒存在しますが、宿泊しなくても入湯は可能です。富士山の眺望も優れているため、心身をリラックスさせるという意味では非の打ちどころがない環境です。函南駅の少し南には、熱海街道が走り抜けています。路線バスについては、駅前に置かれた停留所から伊豆箱根バス(この会社は、タクシーの乗り入れも実施しています)が発着しています。函南駅は、JRの東海道本線の管内にある駅です。熱海駅と三島駅に挟まれていますが、これらの2駅はいずれも乗り換えが可能です。どちらの駅も東海道新幹線が停車する駅である上に、熱海駅は伊東線と、三島駅は伊豆箱根鉄道の駿豆線と接続しています。そして三島駅の向こうには沼津駅があります。沼津駅は御殿場線への乗り換え地点となっている上に、ホームライナーが停車する駅です。函南駅の利用率は、平成に入ってからの四半世紀を通じてゆっくりと低下してきました。1日あたりの乗客数を調べると、ときどき微増する年があったことは明らかになるのですが。今世紀に入ってからはしばらくの間、2000~2200人の間で不規則な上下を繰り返す時期が続いています。しかし2011年になると2000人未満に落ちました。その3年後には1900人を割り込んでいます。函南駅の近隣で介護施設を探したいなら、まずは駅から2キロ圏内で探してみるとよいでしょう。公営の施設・民営の施設ともに混在しています。ただし、評判のよい施設はもっと駅から遠ざかったあたりにもありますから、余裕があるなら駅から5キロくらい離れたところも、よくチェックするようにしたほうが後悔しないでしょう。民営の施設に関しては、住宅型有料老人ホームやグループホーム、介護付き有料老人ホームなどを見つけられるチャンスがあります。


























