沼久保駅周辺は自然豊か。住宅型有料老人ホームは生活サポートあり
沼久保駅は、静岡県富士宮市の沼久保に位置するJR東海「身延線」の駅。1929年富士身延鉄道の「沼久保停留場」として開業しました。1938年沼久保駅に昇格。1941年国鉄身延線の駅に。1987年JR東海の駅となりました。
無人の地上駅で、駅舎は無く、ホーム上に待合所が設置されているだけです。1面1線のホームには富士・静岡方面行きと甲府・芝川方面行きが停車。発着本数は少なく、上下線共に1時間に0~2本程度ですが、運行時間は朝の5時から夜の23時までと長いです。
1日の平均乗車人員は1995年度36人、2000年度28人、2010年度13人、2014年度11人。年々減少しており、現在は静岡県内にある身延線の駅の中で、最も利用者の少ない駅となっています。(「静岡県統計年鑑」より)
天候が良い日は、ホームから富士山が見えるのが魅力。高浜虚子が沼久保駅に来た時、駅からの眺めの美しさに感動し、歌を詠んだという話も残っています。そのため、駅前には高浜虚子のほか、堤俳一佳の歌碑も建てられました。
ホームを出て、沼久保踏切で線路を渡ると県道に出ます。身延線と県道は集落より高い位置にあり、沼久保駅も高い築堤の上に設置。築堤の斜面や駅前には、JR東海の職員が椿の木が植え、「沼久保椿寿園」を作っています。
県道沿いには余り民家は並んでいませんが、少し離れた場所に集落が広がっています。駅の南には富士川が流れ、南東にかかる蓬莱橋を渡れば富士市。民家も多いエリアです。
最寄りのバス停は県道沿いに設置された「沼久保」停留所。富士急静岡バスが運行する「宮バス」が止まります。休日は運休ですが、富士宮駅南口や浅間大社前、芝川駅、芝川会館等に行けるので便利です。
近年、駅エリアには、住宅型有料老人ホーム等のシニア向けの住まいが誕生しました。入居の際の費用は10万円未満、月額利用料は食費込みで10万円台。通院介助等のサポートは別料金ですが、気軽にデイサービスや訪問介護サービスに申し込めます。ご自分にあったサポートが選べるのがポイントです。24時間スタッフ常駐なのも魅力。また、食事以外にもお茶も時間も用意されており、楽しく過ごせる施設でしょう。
沼久保駅エリアは野山や川といった自然に溢れた場所。ゆったりとしたシニアライフにピッタリだと思います。介護施設への入居を検討中の方は、沼久保駅周辺にあるシニア向けの住まいに足を運んでみて下さい。

















