富士山本宮浅間大社の門前町が栄えた地域です

北側には市役所のような重要性の高い施設が存在します。駅の南側に出たときは、なんといっても「イオンモール富士宮」の巨大さが印象的です。買い物や娯楽、飲食などの大半はこの1ヶ所でまとめて終了するでしょう。また、南口には富士宮市立病院があることも大きなポイントになりそうです。
富士宮駅に降りてバスに乗るときは、北口のペデストリアンデッキの下につくられた乗り場を使うことになります。一般路線の運行を担当しているのは、富士急静岡バスおよび山交タウンコーチです。夏休みのシーズンになると、登山客を輸送するイレギュラーなバスが発着するようになります。
富士宮駅は、JRの身延線に所属しています。どちらかといえば発着駅である富士駅に近い側になります。富士駅まで行けば、東海道本線に乗り換えできますから首都圏方面にも西日本方面にも出かけやすくなるはず。そのほかの乗り換え場所は、終着駅である甲府駅だけに限られます。しかしこの甲府駅まで行けば、中央本線へ乗り継ぐチャンスが発生します。
富士宮駅の利用率は、平成の初めのころからすでに低下の兆しが確認されています。1日ごとの乗客数は、1997年に急に3000人未満になりました。2000年代初頭には、横ばいに近づいた時期があったのですが2004年には2500人未満に減っています。2000人を割り込む日は近いと予想されていましたが、2010年代に入ると非常にわずかではあるものの持ち直す兆候が出ています。
富士宮駅の周囲では、少子高齢化の進みぶりは目に見えてわかるほどだといわれています。そのような事情を反映して、介護施設は公営・民営を問わずつくられてきました。駅から1キロ以内の至近距離の施設はかなり少ないですが、1キロを超えるとぽつぽつと見えてきます。
もっとも、駅から2~3キロまでの施設は人気が高いため、すぐには入れない可能性はけっこうありそうです。もっと遠いところにある施設も敬遠せずに見たほうが無難かもしれません。施設のタイプで見るなら、グループホームの軒数はかなり目につきます。