花火の日に、数キロにおよぶ松明が焚かれる光景は圧巻です
2015年の春から、職員不在の駅となった伊豆多賀駅。しかし歴史は古く、無人化された日から約3週間後に開業から80年の記念日を迎えています。現在では限られた設備しか常備されていない駅ですが、駅を取り囲む樹木に桜が多いという長所を持っています。このため春になると壮麗な満開の花々を鑑賞できます。そのシーンを撮影するために遠くからやってくるファンの姿を毎年確認できるほどです。伊豆多賀駅は西側を中心に、広大な林地に囲まれています。ただし駅の東側には集落がつくられており、そこを抜けてさらに東進すると、やがて時期に太平洋に出くわします。実際に、長浜海水浴場の最寄り駅となっているため、夏になるとレジャー客がやってくる駅でもあります。この海水浴場には花火大会と灯篭流しが同じ日(8月16日)に開催されるという風物詩があります。伊豆多賀駅は、JRの伊東線の管内にある駅です。伊東線は熱海駅と伊東駅を結ぶ短い路線ですが、伊豆多賀駅から見ると熱海駅のほうが近くて約6キロしか離れていません。熱海駅まで出向くと、東海道本線と東海道新幹線への乗り換えができるようになります。伊東駅とは10キロほど離れていますが、この駅で下車したときは伊豆急行の伊豆急行線に乗り換えるチャンスが発生します。伊豆多賀駅の利用率は、特定の日に下車する乗客が急増するものの、だいぶ前から低調です。1日あたりの乗客数は、1990年代前半を最後に常に1000人以下で推移しています。1997年に800人以下に、その5年後に700人以下に落ちました。このように、ある時期はゆっくりとした減少傾向を見せていたのですが、この10年間は横ばい気味に転じており、安定的になっています。伊豆多賀駅がある場所は、山と海に挟まれたエリアです。人家がある場所がそもそも決まっていることから、介護施設を建てられる場所も自然と制限されます。駅からなるべく近い施設を探すにしても、駅から1.5キロくらい離れたところに入居できたら運がよいほうでしょう。最初に施設を探す範囲については、伊豆多賀駅から7~8キロくらいを目安にしてはいかがでしょうか。老人保健施設や特別養護老人ホームのような公営の施設に関してはそこそこ見つかるのですが、定員に達しているときが多い点は留意点となります。民間の施設であれば、グループホームがいちばん多く、それ以外であれば介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホームなどに入れる機会があるでしょう。








