大津港の付近。湖畔の佇まいは格別でよそでは味わえません
琵琶湖はこれまで、無数の水運業の舞台となってきました。大津港にはかつての繁栄を伝えるスポットがたくさん残されています。この長い歴史を持つ港の最寄り駅といえば、浜大津駅の名前がすぐに思い出されます。現在の大津港は観光サービスが目立つ産業となっている場所ですが、浜大津駅の周囲にもホテルなどが目立つようになりました。特に琵琶湖花火大会のようなイベントが開催されるときは駅はたいへんに混雑します。需要が高い駅であることから駅舎や設備の手入れは念入りに続けられており、2014年にエスカレーターの改修工事が行われたことはまだ記憶に新しい変化です。駅舎の美しさについても定評があり、かつて3回目の「近畿の駅百選」に選ばれたことがあるくらいです。浜大津駅は交通の要衝にあるため、道路事情もかなり良好です。幹線道路については、駅の近くに敷かれているのは国道161号線、県道18号線・47号線です。駅に降りてから利用できる路線バスについては、京阪バス・近江鉄道バス・江若バスの3社で提供されています。浜大津駅は、京阪電鉄が管理する駅です。京津線に関しては、廃止区間があるため現在は終着駅という立場になります。5区間先にある京阪山科駅ではJRの琵琶湖線・湖西線および京都市営地下鉄の東西線に乗り換えできます。もっとも東西線には、発着駅である御陵駅とも接続しているのですが。石山坂本線に関しては、3区間離れた京阪膳所駅と皇子山駅が近い乗り換え先です。前者では琵琶湖線に、後者では湖西線への乗り継ぎを実現できます。浜大津駅はロケーションの都合から、介護施設などが自然と集まってくるような土地に囲まれているとはいえません。駅の南側には現在ちょっとしたオフィス街が形成されていますし、施設探しのフィールドはある程度駅から離れたところに求める必要があるでしょう。駅から2キロ近く遠ざかると、少しずつ施設が見えてくるようになります。駅から5キロ位の範囲をまず徹底的に探してみることがおすすめです。住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などが、比較的発見しやすいタイプの施設です。ラッキーな点は、どんなタイプの施設であってもあまり入居コストが高騰しないこと。月額使用料も入居一時金も、高くなっても20万円台くらいまでの金額でOK(合計して40万円以内)ということが多いです。もちろん変動制の場合なら、100万円を超えることもじゅうぶんにありえますが。























