オンライン見学ができる施設特集
現在、全国で「オンライン見学」に対応する老人ホームが増えています。
通信ツールを使用して自宅にいながら施設の見学ができるため、「感染症が不安な方」「遠方の施設見学を希望される方」「効率的に施設を見て回りたい方」には特におすすめです。うまく活用して、効率的に自分にあった介護施設を見つけましょう。
オンライン見学とは
オンライン見学とは、通信ツールを使用したテレビ通話で施設見学を行う方法です。
やり方はシンプルで、自宅にあるスマートフォンやタブレット、パソコンから指定のURLやQRコードにアクセスするだけ。複数人を対象にした「オンライン見学会」が実施されるケースもあります。
オンライン見学の流れ(一例)
ここで、オンライン見学の流れを一例で見てみましょう。施設によっても異なりますが、概ね以下のような内容で進行します。
- 事前に接続準備を行う
- 施設担当者との対面・挨拶
- 館内の案内やスタッフ紹介など
- 当日のまとめと今後の流れについて説明
- 質問タイム
オンライン見学のメリット・デメリット
オンライン見学とは、通信ツールを使用したテレビ通話で施設見学を行う方法です。やり方はシンプルで、自宅にあるスマートフォンやタブレット、パソコンから指定のURLやQRコードにアクセスするだけ。複数人を対象にした「オンライン見学会」が実施されるケースもあります。
メリット
最短20分で効率よく施設を比較できる
オンライン見学の所要時間は、最短で20分程度。そのため、多忙な方でも限られた時間で見学に参加することができます。実際に施設を訪問するタイプの見学と比べて、より多くの施設を検討できるので、自分に合った施設を見つけられる確率が上がります。
自宅にいながら気軽に参加できる
現地まで足を運ぶ必要がなく、自宅にいながら気軽に参加できます。そのため、移動時間や交通費の節約になるだけでなく、見学に消極的な人を誘いやすくなるメリットも。また、遠距離介護のご家族や、身体的な理由で外出が難しい場合にも、事前見学が可能になります。
感染症の予防になる
対面で行う必要がないため、感染症対策にもつながります。コロナ禍での外出に不安を感じている方は、オンライン見学を選択肢に入れてみてください。
デメリット
音声や映像やネット環境によって不安定になる
通信環境が悪い場合、映像や音声が途切れてストレスになることもあるので、事前に確認しておくことが必要です。またスマホやタブレットの使い方がわからない場合は、事前に使用方法を調べて設定やテストを行う必要があります。
施設の雰囲気や環境がわかりにくい(騒がしさ・匂い・立地など)
施設の騒がしさや匂いなど、現地に行ったからこそ実感できる詳細な情報をキャッチすることが難しくなります。また施設の立地や周辺環境、アクセス情報なども掴みにくいため、見学時に質問したり、自分で調べたりする必要が出てきます。
オンライン見学時にチェックすべきポイント
スタッフの対応や雰囲気
オンライン見学全体を通して、スタッフの対応を確認しましょう。具体的には、案内してくれる人の印象や言葉遣い、人柄、見学時の対応の丁寧さ、画面に映る勤務中のスタッフの挨拶が明るいか、などです。
どんなにすばらしい設備がある施設でも、スタッフの対応が好ましいものでなければ、入居後に理想的な生活を送るのは難しくなります。また、介護や契約に関する知識があるかどうか、さまざまな質問をして確認することも大切です。
居室や共用スペース
居室や共用スペースについては、一通り画面に映して見せてもらうようにしましょう。特に居室では水回り(トイレ・洗面台など)やナースコールなどの設備も確認しておくのがベターです。ラウンジや食堂などの共用部では、集う人たちの雰囲気や時間帯ごとの活動状況を垣間見ることができます。また、案内後に追加で見たい場所などがあれば、遠慮なくお願いしてみましょう。
提供される医療・介護サービス
医療・介護サービスについては、提供されるものが施設ごとに異なります。持病や認知症などがある場合は事前に伝え、対応可能かどうかを必ず確認しておくようにしましょう。対応できない医療サービスがある場合は、入居自体が難しい可能性もあります。また、緊急時の対応についても、事前にチェックしておくと良いでしょう。
食事の調理方法やメニューへのこだわり
介護施設の見学では、提供される食事の試食ができるケースも多くあります。オンライン見学では試食ができないため、口頭で食事へのこだわりや提供体制、メニュー例などを確認しておく必要があります。長い目で見たとき、介護職や治療食が必要な場合は、そういった対応をしてもらえるかどうかも聞いておきましょう。
入居者の情報(平均的な要介護度など)
ともに暮らす入居者の情報も、入居後に理想的な生活を送れるかを左右する重要な要素です。まず平均的な要介護度をチェックから。そのうえで、利用者の交流タイムやレクリエーションへの参加状況を確認してみることも大切です。自分と近い境遇の利用者が多ければ、より早く施設に馴染むことができるでしょう。
契約内容や費用
契約内容や入居にかかわる費用は、最も重要な情報です。わからないことはすぐに質問し、必要に応じて資料なども事前に手に入れておくようにしましょう。オンラインでの会話は、思った以上に意図が伝わりにくいことがあります。聞き忘れがないよう、見学前に知りたいことなどをまとめ、当日に望むと良いでしょう。