福祉サービスが充実し、高齢化社会に柔軟に対応する都市

彦根市は、滋賀県の北東部あり、県の北・東部エリアの中心都市です。
「ひこにゃん」で一躍有名になった彦根城があり、観光客も大勢訪れる場所。
高台に建てられた彦根城からは市内と鈴鹿山脈が一望でき、さらに花の時期には梅や桜を堪能出来ます。
また、琵琶湖に面しているため、「鳥人間コンテスト」が毎年開催され、彦根港からは琵琶湖遊覧船である「オーミマリン」も運航中。
長い歴史を持つ街ですから、多賀大社など神社仏閣や、銀座商店街や市場商店街といった昔ながらの商店街も数多くあります。
近年は「彦根ちゃんぽん」というご当地グルメも誕生し、シニア世代にとっても楽しいエリアです。
現在、市の経済的中心地である竹ヶ鼻町・本町エリアには「夢京橋キャッスルロード」などのレトロでオシャレ商業施設が顔を並べており、買い物客を楽しませています。
市の交通の中心駅は彦根駅。
「琵琶湖線」の愛称でお馴染みのJR西日本の「東海道本線」や近江鉄道の「本線」が止まります。
バスも「彦根観光バス」「近江鉄道バス」などが運行する一般路線バスや、市のコミュニティバスが市内を走っています。
高速バス「びわこドリーム号」も乗り入れており、横浜や東京に直通で行けます。
彦根市は地場産業が発達した街で滋賀県でも上位に入る程、工業も盛んです。
そのため労働層も多く高齢化率は低めでした。
しかし緩やかに市の高齢化率も上昇し続け、2010年には20.1%という数値になり、20%の大台を超えました。2023年の高齢化率は25.76%です。
大阪・京都エリアのベッドタウン的な存在でもあったので人口も多めの街ですが、高齢化率を考えると高齢化対策に乗り出す時期が来ていると言えるでしょう。
彦根市は高齢者のための福祉サービスを充実させることで高齢化社会に対応しています。
「バリアフリーマップ」という、バリアフリー化された公共施設等が検索できるサイトを構築。
例えばオストメイト(人工肛門・人工膀胱の方の為の設備)がある場所を検索すれば、オストメイトのある施設一覧がすぐに分かりますので、人工肛門の方も安心しておでかけができるでしょう。
また、介護相談員派遣事業も推進。
市の介護相談員が、介護保険サービスを提供している施設を訪問し、利用者の悩み相談にのるサービスです。
このサービスにより、高齢者は施設にいながら相談ができる上、施設による虐待などが防げているのです。
彦根市には介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅、そしてグループホームなどさまざまな介護施設もあります。
料金も高額でなく、入居しやすい金額ですので、是非彦根市の介護施設への入居もご検討下さい。