愛知川宿・依智秦氏の里古墳公園・金剛輪寺がある町です

滋賀県の中心部からやや東寄りに位置する、愛知郡愛荘町。
2006年に、旧秦荘町・旧愛知川町が合併して誕生しました。
彦根市・東近江市に南北を挟まれているほか、北側から東側にかけて犬上郡の多賀町・甲良町・豊郷町と隣接しています。
町内の東側は山間部に含まれており、残りの地域は湖東平野に含まれています。
市街地・農地などは西側から中央部分にかけてつくられてきました。
愛荘町は、旧中山道の65番目の宿場があった場所です。
愛知川宿には明治天皇が宿泊した部屋があり、現在まで大切に保存されてきました。
もともと古くから人が住んできた土地で、依智秦氏の里古墳公園に足を向けていただくと2基の古墳を見物していただけます。
奈良時代に創建された金剛輪寺に足を運んでいただくと、国宝に指定されている本堂を筆頭に数々の文化財をご覧いただけます。
このほか豊満神社・八幡神社・大行社などが、国の重要文化財や県の指定文化財が展示されている寺社仏閣です。
愛知川のほとりに建てられている祇園神社では、毎年7月に納涼花火大会が開催されています。
19世紀末に初めて開催された由緒正しい花火大会で、夜空に派手な花火が次々と打ち上げられる様子は見ものです。
町立図書館には「愛知川びんてまりの館」という施設が併設されています。
ここでは、この地域で脈々と受け継がれてきた伝統工芸の作品が展示されています。
現在は保存会が組織されており、マスメディアの取材を受ける機会が増えました。
愛荘町で列車を用いた遠出をしたい場合は、近江鉄道本線の愛知川駅がご利用頂けます。
路線バスに関しては、湖国バスのご利用が可能です。
幹線道路については、名神高速道路のパーキングエリアやインターチェンジがそれぞれ1ヵ所ずつ設置されています。
国道8号線・307号線も利用者が多い車道です。
なお空路については、中部国際空港と関西国際空港の両方が使われています。
愛荘町の人口は、昭和末期は変化がほとんどありませんでした。
しかし、平成初期になると増加に転じます。
近年は増加の勢いが落ちていますが、まだ完全には止まっていません。
2023年の調査では、21,332人という計算結果が出ました。
このため高齢化率はまだ低く、2023年の時点で22.8%という全国平均値よりかなり低い結果が出ています。
愛荘町で今から介護施設をお探しになる場合は、特別養護老人ホーム・グループホーム・介護付き有料老人ホームあたりがおそらく見つけやすいでしょう。