入りやすいグループホームなどがおすすめです

駅の周囲を見渡すと、ふたつの市の配下にある施設がかなり多い印象です。また、区画整理事業の対象となった一角の近く、建造されてからまだ日が浅い住宅が密集する区画が、人目を惹き付けます。
人通りが多いエリアのため、バスの需要が高いのですが用地確保の問題などがあるため、駅前にはバス乗り場が設けられていません。バス乗り場は駅から少し離れた場所に2ヶ所設置されています。民間の事業者は参入していませんが、鶴ヶ島市と坂戸市双方が運営するコミュニティバスが路線を運行しています。
一本松駅は、東武鉄道の越生線の管内にある駅です。すぐ隣が発着駅の坂戸駅ですが、この駅には東上本線が接続しており、利用者の多くがこの駅を経由して目的地に向かいます。それ以外の乗り換え先を探すなら、終着駅の越生駅のみとなります。もっとも越生線は長大な路線ではないためあまり乗車時間を気にする必要はないでしょう。越生駅では、JRの八高線に接続しています。
鶴ヶ島市は、バブル経済の時代およびその手前の時代に劇的に人口が成長したエリアです。ベッドタウンという側面が目立つ都市だったためですが、その影響からか比較的少子高齢化の速度がゆるやかだといわれています。その状況に安穏とせずに、市当局は抜かりなく介護政策を推し進めていますが、介護施設の軒数や種類に関してはまだ偏りなどが残っている模様です。それでも、ひと昔前と比べるとかなり改善されており、その勢いを崩さずに施策を続けていくことが期待されます。
現在の一本松駅の近くで介護施設を探す場合は、グループホームの多さが目を引きます。グループホームはほかの施設と比べると入居コストが安くなる傾向が強いですが、一本松駅のそばで探してもその傾向は変わりません。認知症の兆候がある場合ならおすすめできます。駅から2キロくらいの範囲で探すなら、複数の選択肢を確保できることでしょう。
このほか、住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホームも少しずつ新規オープンしています。これらの施設に共通して言えることは、料金体系が都心部のそれと比べて安めであることです。毎月の負担額が20万円以内でOKということも珍しくありません。経済的な不安を抱えずに入居できるチャンスがあるわけです。