県庁や市役所から遠くない地域で、格安の施設へ入居
佐賀駅は、市役所をはじめ市の中心市街地に隣接する位置に建てられています。あらゆる特急などが停車する駅のため、自然と数多くの施設が進出するようになりました。公共の施設から商業施設まで、駅の周囲まで出てくるとたいがいの物資やサービスは享受できます。駅と県庁をつなぐ形で延びている唐人町商店街は、最近は時代の影響を受けて以前より規模が小さくなっているものの、土地の歴史を感じ取れるエリアです。今でもイベント(「佐賀城下栄の国まつり」や「サガ・ライトファンタジー」など)の際は大勢の見物客を動員します。佐賀駅のバス事情をここで見てみましょう。北口に乗り場があるほか東側に巨大なターミナルが設けられています。一般路線の大半は、市営のコミュニティバスですが西鉄バスグループや昭和自動車、祐徳バスが運行する路線が多少存在します。高速路線については、現在はすべて西鉄バスグループの管轄下にあります。佐賀駅は昭和末期に貨物船が廃止されて以来、JRの長崎本線の路線だけが乗り入れる駅です。2区間先にある久保田駅では、唐津線に乗り換えできますが直通運転が実施されているため、途中下車しなくて済むこともしばしばです。さらに2区間先へ進むと、肥前山口駅が出現します。この駅では佐世保線への乗車が可能です。これらの駅と反対の方面では、乗り換え場所は発着駅およびその手前の駅となります。鳥栖駅では鹿児島本線に、新鳥栖駅では九州新幹線への乗り換えが実現します。佐賀駅の利用率を振り返ると21世紀に入ってからは、前年比でほとんど増えていないか微減に転じている年はあるものの、ゆっくりとした上昇志向にあることがわかります。1日あたりの乗客数は、2006年に1万1,000人を超え、さらに2013年に1万2,000人を超過しました。佐賀駅の周囲は住宅地といった風情ではありません。したがって駅に極端に近い範囲で介護施設を探すことは得策だとは言えません。よく整備されてきたタクシーやバスなどの利用を念頭に置きつつ、駅からある程度距離がある範囲まで検討対象に含めることがポイント。施設を見つけられるチャンスが増えるのは3キロ近く離れたあたりからでしょうか。8キロくらいまで遠ざかると、だいぶ検討候補は増えると思われます。ここで覚えておくべき情報を1点紹介しましょう。それは、佐賀駅の近隣は住宅型有料老人ホームの割合が圧倒的に高いエリアだという点です。もっとも、費用をはじめ入居条件は軒並み優れています。施設の種別にこだわりがないなら住宅型有料老人ホームへの入居を真剣に考えることをおすすめします。











