駅のそばに、散歩の対象になりそうな大きな池が2ヵ所あります
狭山駅が発足したのは、19世紀が終了する少し前のことでした。およそ10年前から、部分的に職員不在の状態での運営が続けられてきましたが、2013年の春から正式に終日無人の駅となっています。2010年には、バリアフリー関係の工事が敢行されて高齢者が利用しやすくなりました。狭山駅は、かつて桃山学院大学の最寄り駅であり、移転するまでは学生がよく通行する駅でした(現在は、大阪初芝学園の所有地で、中高生や小学生が通学しています)。また約30年前まで駅の西側に、富士車輌の巨大な工場用地が置かれていました。その跡地はしばらく使われていませんでしたが、やがて不動産産業が進出を果たします。現在では現代風の住宅街がつくられており、新しく流入してきた住民の比率が年々増しつつあります。狭山の駅の近辺で、目立つ車道を探すなら駅の西側を南北に突っ切っている高野街道の名前を持ち出すのが妥当でしょう。乗合バスについては、民間の事業者が進出していない地域に入っています。その代わりを務めているのが、市営のコミュニティバスです。狭山駅は、南海高野線に所属する駅です。区間休校と準急行については常時停車します。それよりもっと高速で運転される列車に乗りたいときは、隣駅である北野田駅や2区間離れた金剛駅などで乗り換えることになります。よその路線については、北野田駅の4区間先に登場する中百舌鳥駅や、金剛駅の3区間無効に出現する河内長野駅などが近いです。前者では泉北高速鉄道線が、後者では近鉄長野線への乗り継ぎができます。狭山駅の利用率は、長い時間をかけてじわじわと低下してきました。1日平均の乗降客数は、1995年に8000人以下となり、その4年後からはずっと7000人以下で推移しています。2008年からは6000人を超えた年がまったく確認されていません。狭山駅の近隣は、どちらかといえば公営の介護施設がたくさんありますし、その存在感もかなり強いです。しかし倍率が非常に厳しくなることがありますし、すぐに入居できないという結果になってもさして異様ではないでしょう。そのため、民営の施設の活用がよく推奨されています。ちなみにグループホームはとても数が多いですから、認知症の可能性があるならおすすめできます。駅から1~2キロの間が特に施設が多い場所のため、そのあたりは入念に調査するほうがよいでしょう。とはいえ駅からもっと遠く、たとえば4キロくらいのあたりにも実績を持つ施設がありますから、広い範囲を見ておくほうが無難です。


























