巨大な団地に挟まれた駅。バスがとにかく多くて便利
金剛駅がある場所は、大阪狭山市内ですが富田林市との境界線に近い場所にあります。そして金剛駅は、それぞれの市内にて広域な敷地を抱える「狭山ニュータウン」および「金剛ニュータウン」の狭間に立地しています。金剛駅が誕生したのは戦前ですが、これらの団地が開発された約半世紀前から現在まで、膨大な住民の交通の足として重要な役目を果たしてきました。金剛駅は以前から大量のバスが発着する駅でしたが、ロータリーは東口に限定されていました。今世紀に入ってから間もなく西口にも乗り場が設立されたため、金剛駅の重要性は一段と増しています。一般的な路線バスの運行を担当しているのは南海バスですが、その中には市営のコミュニティバスも含まれています(運行は、南海バスに委託されていますが)。金剛駅は、毎年10月になるとだんじりのパレードの舞台となり、おおぜいの見物者を動員します。また8月に富田林市内で開催される花火大会「教祖祭PL花火芸術」の際は、中継地点として利用されるのが慣例化しています。金剛駅は、南海高野線の管内にある駅です。特急や快速急行など、ほとんどの列車が停車する駅です。よその路線への乗り継ぎに関しては、3区間離れた河内長野駅が最寄りの中継地点となります。この駅では近鉄長野線への乗り継ぎを実施できます。河内長野駅から先はしばらくの間、乗り換えの機会は登場しません。しかし橋本駅まで行くと、JRの和歌山船への乗り継ぎが実現します。金剛駅の利用率は、南海電鉄が運行する駅の中では安定して高いランク付けをされてきました。とはいえ20年以上前から低下しているという事実は無視できません。1日ごとの乗降客数を計算すると、1990年代はずっと40000人を超えていたことが判明します。今世紀に入ってからは低下の速度がだいぶ弱まっていたのですが、2014年になるととうとう35000人を割り込む結果となりました。金剛駅の近辺は、ありとあらゆる世代の住民が腰を落ち着けた暮らしをするために開発されてきた土地です。したがって介護施設をつくる場所としてはなかなかよさそうなのですが、施設数は残念ながらまだそれほどの量ではないようです。それでも、駅から4キロくらいの距離を決めて探していけば、いろいろな施設を目にすることができるでしょう。民間の施設の種類については、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに遭遇するチャンスがあると思われます。



































