USJの隣駅。安い高齢者住宅などを探せるという意外な一面もあり

その後1999年に、近畿地方を代表するテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の建設に伴い、移転工事が行われました。現在ではUSJの最寄り駅のひとつという役割が強いですが、一般客の入場口よりも従業員専用の出入り口のほうが近いため、関係者がよく使う駅となっています(すぐ隣にある、ユニバーサルシティ駅が一般客のための駅となっています)。もっともレジャー客などがあまり通過しない駅というわけではありません。天保山へ向かう渡船場が近いため、そのためにやってくる乗客もいるのです。
駅前にはバス停留所があり、北港観光バスと大阪市営バスの路線が非常に限定的ではあるものの存在します。また、近くを流れる安治川には、阪神高速道路湾岸線の橋(天保山大橋)がかけられています。タクシーやマイカーで行動するときは絶好のサインとなることでしょう。
この駅はJRのゆめ咲線(この駅の名前と同じように「桜島線」と呼ばれることもしばしばあります)の終点です。ゆめ咲線は短距離路線で、西九条駅まで出て大阪環状線ないし阪神なんば線に乗り換える必要が、鉄道で出かける際には発生します。
この駅の利用率はUSJの開園と同時にだいぶ再上昇しました。1日平均の乗客数ですが、2001年にはその3年前の3倍以上(8000人強)に膨れ上がりました。その後は長らく、7000~8000人台を維持しています。
桜島駅のすぐそばは、住宅地というイメージではありません。介護施設についても同様です。施設を探すにあたってはどうしても3キロ以上の範囲を設定してチェック作業に取り掛かる必要が出てきます。5キロ以上離れると、視界に飛び込んでくる施設の数は少しずつ増えていくものと考えるとよいでしょう。
だからといって、交通の便が非常に悪い施設ばかりという意味ではないことにご注意ください。よその駅やバスの停留所に非常に近い可能性だって多分にあるのです。喜ばしい点をあげると格安の料金で入れる高齢者住宅が連続して見つかるというメリットがあります。
それ以外の施設についても、おしなべて安値で交渉できるケースが少なくありません。時間や手間を惜しまずに、少しでも興味を引く施設があったら見に行ったほうが賢明でしょう。