大きな市民病院に近いため、持病があるときは安心できそうです

実際に駅を出ると、目の前に集合住宅が集まっている様子が簡単に確認できます。過去半世紀の間に移り住んできた市民も多いですが、古くから住み着いている市民もまた少なくない模様です。ちなみに下松駅は、国道26号線や府道30号線の近くにある駅です。
この駅の近くに暮らすときに目立つメリットのひとつに、市立岸和田市民病院の存在があります。大阪府から、「がん診療拠点病院」の認定を受けていることは有名ですが、対応している科目が非常に多く、健康面の相談の大半を持ち込めることは間違いありません。
下松駅は、阪和線の管内で見ると中間地点に近い位置にあります。すぐ隣に東岸和田駅がありますが、この駅ではほぼ全種類の列車が停車します(直通快速に関しては、上り列車しかつかまりませんが)。
この隣駅から5区間進むと日根野駅が出現します。日根野駅では関西空港線と接続していますから、空路を旅したいときは需要が高い路線となります。反対方向に目を向けると、いちばん近い乗り換え場所は鳳駅となります。この駅では、羽衣支線への乗り継ぎが可能です。下松駅の利用率は、長期的に見るなら安定しています。
2000年代に入るとだんだんと下降線をたどっていた時期がありましたが、2010年代に入ってから徐々に上昇しています。1日あたりの乗客数を調べると、2002年まではずっと3500人を超えていたことがわかります。2005年とその翌年は、連続して3300人以下に落ちましたがその後は増加に転じ、2011年になると久しぶりに3500人を上回りました。
下松駅の近隣では年々高齢化が進行しており、介護施設の需要は上がっていくばかり。この動きに合わせて施設の供給が続けられていますが、いちばん見つけやすいのはグループホームでしょう。それ以外の民営の施設では、介護付き有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅などが出てくる可能性がありそうです。
駅から1~2キロ圏内が、最大の狙い目でしょう。もしその範囲で探しても満足できなければ、5キロくらいに距離を拡大して探してみるとよいでしょう。入居費用については割安なところが多めです。