安価なサービス付き高齢者向け住宅が1棟、また1棟と開設中

大阪府南部、泉南地方の一角を占める貝塚市。
最北端は大阪湾に、最南端は和歌山県との境界線に接しており、南北に細長い形状が特徴的です。
周囲にある自治体(岸和田市や泉佐野市、和泉市など)との結びつきが強く、泉南地方一帯の産業の交流に大きく寄与しています。
周辺の自治体と同様に、貝塚市でもだんじり祭りが毎年開催されています。
住民全体がにぎわう市のトレードマークとなっており、観光客の動員力もかなりの規模に達しています。
このほかに市の観光スポットといえば、市内には水間寺 や孝恩寺といった由緒正しい寺社仏閣が立ち並んでいる点でしょうか。
貝塚市は広大な都市だとはいえないかもしれませんが、南海電鉄の南海本線、水間鉄道の水間線、JRの阪和線と、メジャーな鉄道が市内を3本走っているため交通上はだいぶ有利でしょう。
高速道路は阪和自動車道と阪神高速道路だけですが、国道・府道・地方道などは合わせて10本前後通っています。
バスを使った行動をするなら、水鉄バスがいちばん助けになりますが市独自のコミュニティバスを使うという方法もありえます。
市の人口動態は少し特殊です。
20世紀の後半は主に増えたり微減したりを繰り返していましたが、2000年を過ぎるとけっこうなペースで増加を続けます。
2010年が近づくとだんだんと微増するのみにとどまるようになり、近年は微減という結果になる年も出てくるようになりました。
近い将来は減少が目立つようになる時期がきてもおかしくはありませんが、今のところ市内の人口バランスは決して悲観的な内容にはなっていません。
2023年には人口8万3,156人、高齢化率27.4%との調査結果が出ています。
これらのデータは、府全体の結果と比べると相当によい数字です。
貝塚市の場合は、人口政策を中心に据えた福祉政策をとり続けることで、来たる超高齢化社会にかなり適応できるチャンスがあるといえるでしょう。
市内の老人ホーム・高齢者専用住宅を検索すると、いちばん目につくのはサービス付き高齢者住宅でしょう。
戸数が増えているほかにも理由があります(安価なところが当たり前のようにオープンしているため)。
月額使用料と入居一時金を足しても20万円前後しかかからないというパターンがザラにある様子です。
戸数ではだいぶ劣るものの、住宅型有料老人ホームなどの場合も、それくらいの価格設定になっているところがありますから、念には念を入れて探したほうがおそらく損をしません。