「バレーボールのまち」を体現するエリアに安い施設が登場中

駅のそばには、日本バレーボール協会が所有するナショナルトレーニングセンターが置かれています。また、社会人チームの名門として名をはせてきたユニチカの事業所があるエリアでもあります。
東貝塚駅の周辺といえば基本的に市街地ですが、ユニチカの使われなくなった事務所を改造してつくられた歴史展示館や、道敬寺といった観光の名所が点在しています。幹線道路に関しては、国道26号線がいちばん近いでしょう。
東貝塚駅は、JRの阪和線に所属する駅です。区間快速を除くと快速列車の類はいっさい停車しません。しかし隣接する東岸和田駅で、ほとんどの列車がつかまりますからその点は移動の際に足枷にならないでしょう。
管内では、どちらかといえば終着駅に近い位置にありますが、終点である和歌山駅まで行くと紀勢本線や和歌山線に乗り換えできます。また、和歌山電鐡の貴志川線への乗り換えも実現できます。和歌山駅へ向かう途上にある乗り換え場所は日根野駅のみですが、この駅では関西空港線に乗れますから飛行機を使いたいときは助かるでしょう。
東貝塚駅は元来、利用率が高い駅ではありません。しかし毎年の乗客数には安定感があることが以前から指摘されていました。1日平均の乗客数を確認すると、世紀が変わるころから2000年代にかけては1900~2100人の間で上下していました。しかし2010年ころから徐々に乗客が増えており、近い将来に2500人くらいに増えるという予測が一部で出ています。
東貝塚駅の周辺は、静かにすごせる土地がかなり残っています。高齢者向けの施設を建てる場所としては好条件が集まっている土地柄です。その点に着目した介護事業者は、年月をかけてゆっくりと施設の建造を進めてきました。その甲斐あって、最近は駅から1~1.5キロ圏内に、うまくいっている場合なら数百メートル以内というかなりの近場で営業している施設がいくつか見つけられるほどです。
サービス付き高齢者向け住宅が過半数に届いているエリアですが、住宅型有料老人ホームのような違う種類を見つけることも可能です。いずれの場合でも、入居料金は安いところのほうが多いでしょう。