便利な駅ながら、大阪市内でも有数の低額エリア

JR西日本の片町線は「学研都市線」と呼ばれており、上りは四条畷・松井山手方面、下りは京橋・北新地・尼崎方面へと向かいます。2014年からエレベーターも設置され、バリアフリー化も一歩前進しました。車イス対応トイレがないので、一層のバリアフリー化が望まれています。
JR鴫野駅の東側には大阪市内を南北に走る主要道路「今里筋」があり、その地下に地下鉄「鴫野駅」があるという構造です。
地下鉄「鴫野駅」にはエレベーターだけでなく多機能トイレもあり、バリアフリー対応の駅となっています。鴫野駅から「今里筋線」に乗ると、緑橋・今里方面あるいは蒲生四丁目・太子橋今市・井高野方面へと行けます。
駅の1日平均乗車人員はJR西日本の駅の方が2012年には8909人、大阪市営地下鉄の方は2013年には8595人で、二つの駅の利用者数に開きはありません。鴫野駅エリアの住民はJRと地下鉄、そして路線バスの3つを上手く利用して通勤・通学をしているようです。
バスは基本的に「大阪市営バス」が駅前を通り、鴫野駅前停留所には「守口車庫前行」などのバスが乗り入れ、鴫野停留所には「天満橋行」などのバスと共に「城東区バス」も停車します。
鴫野駅エリアは商業エリアと言うよりは病院や学校などが建ち並ぶ場所です。鴫野駅エリアにも介護関係の事業所や施設がありますが、場所によってはオフィス街に介護施設があるという立地です。
金額的には介護施設によって高低差があるものの、安い所なら介護付き有料老人ホームですら入居時の一時金が20~50万円、月額利用料も15万円以下というプランもあります。サービス付き高齢者住宅なら入居時の費用0~15万円、月額も15万円未満という手頃な価格です。大阪市内としては格安のエリアと言えます。
「介護サービスのある老人ホームに入りたいけど、金額的に無理…」という方でも鴫野駅エリアの施設なら手が届くかも知れません。また、場所によっては二人部屋があるので、二人きりの生活に不安がある夫婦などは揃って入居するとよいでしょう。それぞれ個別に料金がいりますが、施設ならば安心感が違います。