和歌山方面と関空方面には特に気軽に行ける場所

しかし少し歩くと、かつての市街地の面影を今に伝える民家などがいまだに残されています。特に西口エリアには、懐かしさを味わえる街並みが多く、シニアライフを考える上では悪くない立地といえそうです。
駅前にはバスロータリーがつくられているためバスを待つときはあまり苦労しなくて済みます。南海バス・南海ウイングバス南部のほか市営のコミュニティバスが駅前に乗り入れており、市内や近接する自治体へ行きたいときは便りになります。
泉佐野駅は、南海電気鉄道の主要な路線が2種類通る駅で、大阪府南部から和歌山にかけての交通上の要所のひとつです。南海本線から乗車する場合、近くで乗り換えの可能性がある駅をあげるなら貝塚駅とみさき公園駅が該当するでしょう。前者では水間鉄道の水間線と接続しており、後者では南海多奈川線と接続しています。
南海空港線に関しては当然、関西空港に用事がある場合にさかんに利用されてきました。中間駅であるりんくうタウン駅で降車すると、JRの関西空港線への乗り換えが可能となります。
泉佐野駅は、泉佐野市民のほかに空港を行く人たちが使う頻度が高くて重要性の高い駅です。もっとも21世紀に入ってからは、多少利用率は下がっており、2001年以降は1日あたりの乗降客数が23000人をずっと下回っています。
泉佐野駅の近隣にある介護施設をチェックすると、高齢者住宅使用料やサービス付き高齢者が比較的多いという印象を受けます(だからといって、住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホームが皆無に等しい状況ということはまったくありません)。
いずれにしてもどのタイプの施設についても、駅から近い施設もあれば遠い施設もあり、また入居コストが安い施設・高めの施設双方が建てられており、施設の多様化が着実に進んできたエリアであることは間違いない様子です。安い施設にめぐりあえた場合は、入居一時金と月額使用料を合計して20万円以内に収められることだって普通にみられます。介護施設を探す作業をするだけでも楽しいですが、見学に出向いたらもっと楽しい体験を積めることでしょう。