早くも高いステイタスを確立している新興住宅地

実際に駅の西側には、新興住宅街が広がっています。閑静なことはもちろんですが、街並みの美しさや建てられた家々の風雅さが、初めて訪れた人の目に、強烈なインパクトを残します。高齢者におすすめできるエリアであることは間違いないでしょう。
松ノ浜駅は、旧国道26号線に近いエリアです。府立弥生文化博物館の来館者がよく乗り降りする駅としてよく知られています。松ノ浜駅は、南海本線に所属する駅です。準急行列車は停車する駅ですが、残念なことにそのほかの急行・特急の類はいっさい停まらない駅です。とはいえ、隣駅である泉大津駅で下車すると特急列車以外はどの種類の列車もつかまえることができます。
乗り換え場所を探すなら、3区間先にある羽衣駅がいちばん近いでしょう。羽衣駅では、高師浜線とJRの阪和線(羽衣線)への乗り継ぎができます。さらにその1区間先にある浜寺公園駅で下車すると、阪堺線に乗って楽しく移動できます。反対方向に関しては、いちばん近い乗り換え場所はおそらく貝塚駅でしょう。貝塚駅は、水間鉄道の水間線と接続している駅です。
松ノ浜駅の利用率は、今世紀中は横ばいと呼べる程度の変化しか見せていません。ただしきわめてゆっくりとではあるものの、全体的には低下しているという見方が成立します。1日あたりの乗降客数は、例外的な結果になっている2004~2005年を除くとおおむね3700~4000人の間で推移しています。
松ノ浜駅の周囲で介護施設に入りたいなら、駅から1~2キロ離れたあたりをくまなく探すことがおすすめです。そのあたりがいちばん、入居者募集中である施設を探しやすいと思われます。それより近い範囲については、発見できるところが極端に減ってしまう恐れがあります。
施設の区分は、あまり偏っていないという特徴があるのが松ノ浜駅周辺の特長のひとつ。それでも、住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅については多めに建てられている形跡があります。月額使用料については、10~15万円くらいの安値でOKというところが圧倒的に多いですから、予算に自信がない世帯でも案じなくてよいでしょう。