再開発が着々と進み、介護環境も向上中の「泉北地方の中心都市」

大阪府の南部には、和歌山との県境に沿ってたくさんの自治体が並んでいますが、その中央部分は「泉北地方」と呼ばれています。
その泉北地方の代表格となっているのが和泉市です。
大阪市・堺市方面から見たベッドタウンの一角として、市街地の造成や手入れが繰り返されてきた歴史を持っています。
しかし市の南部には和泉山脈がそびえており、その周囲にはまだ自然が残された場所がちらほらと目に入ります。
近年は、市全体で再び大がかりな開発計画が進んでおり、年々便利になりつつあります。
和泉市の鉄道は泉北高速鉄道線とJR阪和線に限定されますが、それだけでも府内のほうぼうに出かけることが可能です。
さらに幹線道路がとても使いやすく整えられており、マイカーやタクシーを使うならいろいろなコースでドライビングを実現できます。
高速道路は堺泉北有料道路と阪和自動車道が通っており、特に後者はインターチェンジが市内につくられていますから乗り入れが簡単です。
国道については、使用頻度の高さでは26号線が筆頭にあがるかもしれません。
バスについては、和泉市は全体として南海バスの営業圏内にあるため、市内の路線も市外への特別な路線もそろっています(市外行きのコースの最たる例は、関西国際空港や伊丹空港向けのリムジンバスでしょう)。
市内の人口は、過去半世紀にわたって増加がとまることがゼロに近い状態でした。
21世紀に突入後もなお伸び続けていたことはよその地域ではめったに見られない特徴です。
しかし2010年を過ぎてからはほぼ横ばいに近い状態となっており、いずれは微減傾向が目立つようになっても不思議ではなさそうです。
ともあれ、市内ではまだ少子高齢化の問題はまだあまり顕在化していません。
2023年には人口18万3,761人、高齢化率25.7%となっています。
その状況に甘んじずに、市当局は民間の業者とも協力しつつ随時介護施設の建造について、手を抜かないように努力してきました。
老人ホームから高齢者専用住宅まで、あらゆるタイプで最新式の設備が取り入れられています。
費用の点でリーズナブルな施設が目立つのはサービス付き高齢者向け住宅・高齢者住宅・グループホームあたりでしょうか。
住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホームの場合は、月額使用料ないし入居一時金のどちらかが高額になるケースもあれば、両方ともだいぶ安価に設定されているケースもあって、時間をかけてよく探す価値があります。