パノラマ
駅から近いのに安い施設がたくさん入居者を募集しています
バリアフリー化の進み具合がめざましい、駒川中野駅。駅全体がコンパクトにつくられており、足腰が弱った高齢者にも使いやすい駅として有名になりました。その点だけが原因ではないようですが、この駅の利用率は東住吉区では目を見張るほどの高さに達しています。1日あたりの乗降客数は、この四半世紀の間大きな変動がありませんが、この10年くらいは16000人を超える年が続いており、ひと昔前と比べたら若干上がり気味です。大阪市営地下鉄谷町線の中で見ても、乗り換えできない駅の中では上位につけています。
駅の周辺は、特に目立つ施設などはなく住宅地の一角となっています。そして目と鼻の先に駒川商店街の出入り口があり、親しみやすさでいっぱいの商店が立ち並んでいます。楽しく買い物できる場所と、居住空間として優れた場所が接していることは老後の生活をおおいに満ち足りた内容に変えてくれそうです。
この駅からいちばん近い幹線道路を探すと、おそらくは阪神高速14号線が該当します。車両でのアクセスにはほとんど不自由しないエリアで、バスの停留所も駅の近辺に2ヶ所設置されています。本数は極めて限定的ですが、大阪市営バスが安定した運行サービスを提供してくれます。
谷町線は大阪市内を挟んで守口市と八尾市をつないでいます。駒川中野駅は八尾市側に近い位置にありますが、天王寺駅まで4区間しか離れていません。天王寺駅からはしばらくの間（東梅田駅・天神橋筋六丁目駅のあたりまで）市内の中枢を通るため、乗り換え先に困ることはありません。また発着駅の大日駅まで行くと大阪モノレール線に乗ることが可能です。
駒川中野駅は、よその路線と接続しているとはいえませんが、近鉄南大阪線の駅に少し歩けば到着する場所にあります。10分くらい歩けば、今川駅・針中野駅に行けるため、近鉄南大阪線を使った移動ルートも簡単に利用できます。
昨今の駒川中野駅は、介護施設に入りたい高齢者にとってはなかなか恵まれたエリアです。駅から数百メートルの好立地に、入居者に空きがある施設が常に見つかる状態です。しかも、入居一時金をとらないなど相当にコストが安い施設がその多数派となっているのです。
施設のタイプは、住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅が比較的多いでしょうか。そのほか、グループホームや介護付き有料老人ホームもちらほらと見受けられます。医療関係者が常駐する施設もありますから、持病がある場合などは助かるでしょう。
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