乗り換えにも便利な駅で、交通アクセスの良いサ高住が増加中

この駅の開業は約30年前のことであり、どちらの会社からも立て続けに乗り入れがスタートしたためでもありますが、もう1点「始点・終点の役割を、どちらの路線でも果たしている」という共通点があることも見逃せないでしょう。
近鉄けいはんな線については、少し離れた場所にある生駒駅で降りると、近鉄の生駒線・奈良線、そして生駒鋼索線に乗り継げるという利点があります。大阪市営地下鉄中央線については、隣駅の高井田駅から始点のコスモスクエア駅まで、大阪市交通局が管理する他の路線はもとより、市内外の鉄道会社の路線に乗り換えられる駅がたくさん並んでいます。
駅の利用率はある程度安定していますが、1日あたりの乗降客数を割り出すと、上下の変化が激しいことが判明しています。2012年の調査では、中央線の乗降客数は18000人台、けいはんな線のそれは4000人台でした。ピークの時機は過ぎ去った感がありますが、また利用者が急増する可能性は残されています。
駅の周囲は、この30年くらいで確実に商業施設が増えました。買い物や飲食については駅の近辺でほぼ事足りるでしょう。バスに乗りたい場合は、駅前にターミナルはありませんが、国道沿線のようなわかりやすい場所に大阪バスや近鉄バスの停留所が用意されています。近場へ行く路線と高速バスの両方を使えるようになっています。
この駅は東大阪市にある駅です。東大阪市は、高齢者福祉にまつわる相談が可能な場所が多く、施設への入居についても親身なアドバイスを受けられるエリアです。施設への入居に関して不明な点があるなら、遠慮せずに申し出たほうがよいでしょう(もちろん、公営の施設ではなく民間の施設への入居をすすめられる場合もありますが)。
長田駅の近辺で、昨今強い印象を持ちはじめているのは高齢者住宅とサービス付き高齢者向け住宅でしょう。これらの施設でも構わなければ、月額の出費が10万円程度で間に合うパターンも珍しくないからです。同じ理由から、グループホームへの入居もコスト面では満足できる結果になったという意見が多く寄せられています。認知症の兆候がある場合は、グループホームの利用を検討することもおすすめです。