駅から遠くない場所に低コストでサービスを提供する施設が増加中

大型の団地や府営住宅が固まっている場所でもあり、住みやすさは申し分ありません。イオンやホームセンターコーナンといった、知名度の高い商業施設が進出しており、買い物をする場所はじゅうぶんに整備されています。
駅の近くには阪神高速13号線や国道308号線が通っているほか、少し離れたところには近畿自動車道や府道大阪中央環状線などが走り抜けています。車両通行に関しては大阪全体でみてもじゅうぶんに要所といえます。これくらいメジャーな道路が集中していれば、車を出してもらったりタクシーを呼び寄せたりするときに話が早いはずです。
バスについては、駅前の専用ロータリーのほか国道308号線の沿線に乗り場が置かれています。参入している事業者は近鉄バスのみですが、10本を超える路線が市民の間で浸透しており、愛用者が途絶えることはなさそうです。
荒本駅は、近鉄けいはんな線を構成する駅のひとつ。事実上の発着駅である長田駅の隣駅という立場です。したがって、ひと駅我慢するだけですぐに乗り換えのチャンスに恵まれます(長田駅は、大阪市営地下鉄中央線に接続しています)。もっとも、直通運転が行われているため一時下車しなくてもよいことはけっこうあるはずです。そのほか、3区間離れたところにある生駒駅では生駒線ないし奈良線への乗り換えが可能です。また別々の駅となるものの、生駒鋼索線への乗り継ぎも難しいことではありません。
荒本駅の周辺は、介護施設を探しやすいか探しにくいかと問われればおそらく「探しやすい」と答える関係者が多数派を占めるでしょう。なぜならば、駅から何キロも遠ざからなくても施設を見つけやすいですし、入居コストのような諸条件に関しても幅広い利用者のニーズを満たせそうな施設が目立つからです。
実際に費用面を中心に観察すると、入居一時金と月額使用料を合計しても20~30万円くらいでカバーできるところが少なくありません。特にサービス付き高齢者向け住宅については幅広いニーズに対応できそうなところが何軒も建設されています。その次を追っているのが、グループホームや住宅型有料老人ホームでしょうか。また、グループホームでなくても認知症対策に力を入れている施設が近年増えている様子です。