北野田駅周辺はお屋敷街。病院・喫茶併設のサービス付き高齢者住宅も

北野田駅は、大阪府堺市東区の北野田に位置する南海電気鉄道「高野線」の駅。明治時代までの北野田エリアは一面の田園地帯でしたが、北野田駅が1914年(大正3年)開業。その後、駅エリアはヨーロッパ式の高級住宅街として開発が進められてきました。
現在はエレベーターや多機能トイレのあるバリアフリー仕様となっている橋上駅。2面4線のホームには、なんば方面行き上り列車と、高野山方面行き下り列車が停車します。2013年度の調査では、一日の平均乗降人員は約3.5万人。南海の100駅の中では7位、高野線(難波と極楽橋間)の42駅中でも7位という多さです。一時期は減少傾向にありましたが、駅の西側の再開発やキャンパス移転により、利用者数は増加しています。
北野田駅周辺は大型スーパーや商店街、住宅地などが混在するエリアでした。再開発により駅の西口付近に図書館などの公共施設や飲食店、商業施設の入った複合施設が誕生。駅から空中回廊で直結しました。その他にも市立東文化ホールや100円ショップなどの商業施設の入った高層マンションも建設され、北野田駅周辺の利便性はさらに向上したのです。
駅の西方には商店街があり、それを抜けると大美野田園都市が広がっています。1930年以降に開発されたこのエリアは、豪華で瀟洒な洋館の並ぶ関西屈指のお屋敷街です。反対に、駅東方は昔ながらの街並みが残る場所。駅の東西で大きく風景が違うのが特徴です。
駅の西口にはバスターミナルおよびタクシー乗り場が設置されています。主に南海バスと近鉄バスが止まり、西区役所前、堺駅南口、富田林駅前方面、堺市美原区などへ向かう路線バスに乗れます。堺市乗合タクシーも停車し、デマンド式ですが平日1日5往復、美原区方面と深井駅前方面の2ルートが運行されています。
また、北野田駅周辺にはサービス付き高齢者向け住宅などのシニア向けの住まいが徐々に増えています。入居時の費用が数百万円かかる高級系サービス付き高齢者向け住宅も現れ、入居の選択肢も広がりました。少々料金は高いですが、施設内には介護施設や医療機関、カフェやコンビニが併設されており、楽しく過ごすことができます。一方、入居時の費用・月額利用料ともに10万円前後というお手頃な住宅型有料老人ホームもあります。
北野田駅エリアは駅前の大型施設に加え、商店街もある場所ですので、お買物などには便利です。ぜひ、エリア内のシニア向けの住まいに足を運んでみてください。