狩生駅周辺は自然豊か。カラオケの楽しめる住宅型有料老人ホームあり

狩生駅は、大分県佐伯市大字狩生に位置するJR九州「日豊本線」の駅。1959年、地元住民の請願により誕生した駅です。ちなみに駅の設置に伴い、日豊本線と並走する国道217号が500m程、海岸側に移されました。当時は国鉄の駅でしたが、1987年以降、JR九州の駅に移管されています。
2面2線のホームのある無人の地上駅で、1日あたりの平均乗車人員は2000年度28人、2002年度30人、2004年度19人、2006年度16人、2008年度12人、2010年度12人、2013年度22人。
駅舎では毎週日曜日の午前中、採れたての新鮮野菜や活魚、手作りおやつ等の直売を行っています。一本釣りの魚は「目の前でさばいてもらえる」と好評です。また、包丁や鎌の無料研ぎサービスやお茶サービスもあり、なかなかの賑わいを見せています。
駅周辺には西上浦郵便局や西上浦小学校も。海を隔てて彦島も見えます。狩生駅周辺は海も山も美しく、駅から歩いて20分程の彦岳山麓に「狩生鍾乳洞」もあります。1934年国の天然記念物に指定されており、洞窟内からオオカミの完全な骨格等も発見。発見された動物類は「狩生鍾乳洞内の動物」として1958年に大分県の天然記念物にも指定され、近隣の「狩生新鍾乳洞」も1976年に大分県の天然記念物に指定されました。
狩生駅から日豊本線に乗れば、南に2駅先の「佐伯駅」まで最短7分程度。佐伯駅周辺には佐伯市役所や商業施設、病院等が集まっているので便利です。一方、大分市の中心「大分駅」にも、途中「臼杵駅」で特急「にちりん」に乗り換えれば1時間程。大分駅およびその周辺は商業施設や飲食店等が集中しているので、ときには足を伸ばすと面白いと思います。
狩生駅エリアにはサービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホーム等のシニア向けの住まいも誕生。入居時の費用は0円・月額利用料も10万円以下というホームが多く、リーズナブルです。しかし、排泄介助や食事介助等の介護サポートは別料金のところもありますので、入居前に聞いておくことがおすすめ。
狩生駅周辺は自然が美しく、空気も綺麗ですので、「老後は自然の中で、ゆっくり過ごしたい」という方にぴったりです。介護施設をお探しの方は、ぜひ狩生駅エリアにあるシニア向けの住まいにも、足を運んでみてください。ホームによってはカラオケ等の娯楽が豊富です。ご自分の好みにあったところに入るのも良い選択でしょう。