旧豊前国・中津藩の城下町。歴史や伝統が見どころ

大分県の北西端の一角を占める、中津市。
宇佐市や日田市、玖珠郡玖珠町に囲まれている数多くの自治体に隣接しています。
このため近年は、福岡県の北九州市や豊前市などとの関係が深まっています。
最北端は周防灘に面した海岸線です。
中津市は、江戸時代末期までは旧中津藩に統治されてきた地域。
中津城を中心に栄えた城下町でした。
中津城は現在一般公開されており、市の観光の最大の目玉となっています。
約半世紀前から、模擬天守が建てられています。
2017年に、続日本100名城に選出されました。
市内にはほかにも、長大な歴史を現世に伝える貴重な史跡が少なくありません。
福沢諭吉が幼い頃を過ごした邸宅は、40年以上前に国から史跡の指定を受けました。
すぐ隣に、記念館が建てられています。
このほか、江戸時代に医学で名声を確立していた家系にまつわる資料館が有名。
村上医家史料館および大江医家史料館はどちらも、医学や蘭学の史料を大量に展示しています。
中津市には雄大な自然を活かした観光名所もあります。
耶馬溪は、日本三大奇勝に数えられる優美な渓谷です。
この場所には景色のよい地点があまりにも多いため、番号や名前を付けて整理されているほど。
六十六景はいずれも、訪れる価値がある絶景ばかりです。
中津市では温泉のご利用も可能です。
八面山金色温泉・耶馬溪温泉郷・守実温泉などが有名。
格安料金でご利用できるところも少なくありません。
中津市で、列車を用いてお出かけになるときはJRの日豊本線をご利用できます。
現在は市内に3ヵ所の駅が置かれています。
路線バスについては、大分交通グループや市営のコミュニティバスもご利用可能です。
幹線道路に関しては、東九州自動車道のインターチェンジが市内に1ヵ所あります。
中津日田道路については、インターチェンジが何ヵ所もあるため使いやすいです。
中津市の人口は、約30年前にピークを迎えました。
しかしその後は横ばい状態が続いており、減少のスピードはきわめて遅めです。
2023年の調査では8万3,101人という結果が出ました。
高齢化率については、同じ年に30.6%という結果が残っています。
現在の中津市で介護施設をお探しになるときは、公営の施設が探しやすいでしょう。
グループホーム・特別養護老人ホームを中心に、介護療養医療型施設や介護老人保健施設を発見可能。
もっとも民間の施設も増加しており、サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームなどもよく見かけるようになりました。