「行楽の王様」として一世を風靡した「あやめ池」の最寄り駅
菖蒲池駅は現在の場所にてすでに90年を超える歴史を持っています。この駅の歴史は、すぐ北につくられた「あやめ池」の歩みを抜きにしては語れないでしょう。この駅の誕生から約3年後に、「あやめ池遊園地」が開業しました。そして第二次大戦が終わると、旧大阪松竹歌劇団(その後、「OSK日本歌劇団」と改称)が劇場をオープンして随時公演を披露するようになったのです。あいにく、国内のレジャー産業はその後大きく変遷することになったため、この土地の娯楽産業は衰退することになります。今世紀に入るとあやめ池の行楽施設は相次いで閉鎖され、現在はその跡地が文教施設として再利用されるようになっています。あやめ池を除外すると、駅の周囲でいちばん目にとまるのは平均的な住宅地でしょう。商業施設や企業の持つ土地・建物などは駅から離れるとだんだんと数が少なくなっていきます。菖蒲池駅を出てからバスに乗り換えたくなったときは、南口にやってくる奈良交通が運行するサービスを利用することになります。菖蒲池駅は、近鉄奈良線の管内にある駅です。現時点では、準急および区間準急が停車する駅です。快速や快速急行に乗りたいときは、両隣の駅のどちらか(学園前駅・大和西大寺駅)で降りて待つことになるでしょう。後者は、京都線・橿原線への乗り換え地点という役割を果たしている駅です。反対方面では、生駒駅が最寄りの乗り換え場所です。この駅ではけいはんな線・生駒線・生駒ケーブルへの乗り継ぎが実現します。菖蒲池駅の利用率は、少しずつ変化しています。2000年代の後半までは、低下が続いているイメージでした。1日あたりの乗降客数は、2000年代末期に10000人をもう少しできるところまで減っていました。しかし2010年代に入ると回復に転じており、2015年になると久しぶりに13000人以上を記録しました。菖蒲池駅を起点として介護施設をチェックするなら、駅からまずは2キロ以内を狙い目にするとよいでしょう。中でも、1キロを過ぎたあたりからは慎重に調べたほうがきっと後悔しません。そのあたりに、最近何かと好評を博している施設がかたまっているからです。施設の種類については、住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホームが主力となっています。それらを除外するなら、ケアハウスなども見つけられるチャンスがあるでしょう。高額な施設が多い印象ですが、その中に交じって極端に安い施設が混ざっている地域です。













































