駅の目の前に、住吉神社の敷地があります
島原船津駅(旧駅名:湊新地駅)が創設されたのは、今から1世紀以上前の大正初期のことでした。長い間、当時の駅舎がそのまま使用されてきましたが、老朽化が目に余るほどになったため2015年に数ヶ月がかりの改築工事が実行に移されました。かつての駅舎の外観をある程度取り入れているため、近隣に昔から暮らしている住民にとって違和感が少ない仕上がりとなっています。
島原船津駅は、長崎県で最東端に位置する駅と言われています。実際にこの駅は、有明海および島原湾に面した位置にあり、駅の東側は海岸線が延びています。島原湾に浮かぶ島々(いわゆる、「九十九島」)を、海沿いに歩くと簡単に一望できます。島原港や島原海浜公園も近くにあります。
島原船津駅は、国道251号線や県道134号線にアクセスしやすい位置に所在する駅です。路線バスは系統がいくつもあって、一部の住民にとって欠かせない移動手段となっています。管理しているのは島鉄バス1社です。
島原船津駅は、島原鉄道線に所属する駅です。現在は急行列車が停車する駅に含まれています。乗り換えが可能な駅は基本的に、発着駅である諫早駅に行かないとできません。島原船津駅は終着駅側にあるため、諫早駅とは40キロ以上離れていますが、JRの長崎本線や大村線に乗り継ぎをしたいときは、この駅を目指す必要があります。
島原船津駅の利用率については、データがあまり多いとはいえない状況です(ただし、年間のデータなら比較的豊富に残されてきました)。長い目で見るなら、島原船津駅の利用率は低下しています。年間の乗客数は、2002年から20000人を割るようになりました。2007年に一時的に需要が高騰し、20000人以上を久しぶりに記録しましたが、その後はまた低下の一途をたどっています。
島原船津駅が立地する場所は、宅地が続く場所の一角ですが、海岸に面しています。この点は、島原船津駅を起点として介護施設を探すときに注意(特に、駅からの方角などに関して)しないといけません。施設のタイプについては、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームなどであればやや探しやすそうです。
駅のすぐ近くで入居先を決めることは簡単ではありませんので、駅から2キロ以上離れたあたりからがよいでしょう。入居費用については平均的に安価に設定されています。月額使用料が10万円かからない例や入居一時金が発生しない例は珍しくありません。


