霊丘神社の境内にある、蒸気機関車は一見の価値があります
1世紀を超える歴史を持つ、島原鉄道線。この管内において、最後に創設されたのが霊丘公園体育館駅(旧駅名:島鉄本社前駅)です。2014年の晩秋の時期に、開業30周年の記念日を迎えています。2008年に、島原外港駅から加津佐駅までの区間が一気に廃線となっていますが、その影響から駅員が常駐しない体制に切り替えられました。
駅の東側は、隣駅と同様に海岸に面しています(海岸と駅の間のスペースにて、酒造会社の工場が操業されています)。
駅から少し南側に歩くと、島原海浜公園の敷地内に立ち寄れます。駅の西側は、平穏な住宅街として利用されており、建物が道に沿ってびっしりと立ち並んでいます。買い物をする場所もたくさん近所で見つけられます。
霊丘公園体育館駅は、国道251号線の目の前に建てられている駅です。島原鉄道が管理するバスターミナルにも近く、路線バスや高速バスがたくさん発着しています。少し移動すると、市役所や郵便局、市営の体育館や武道館などにアクセス可能です。
このほか、駅の近くで目を引くのは霊丘神社でしょう。この神社は、境内を取り囲むように公園化されています。そして、島原鉄道がかつて使用していた蒸気機関車(C12形)が静態保存されています。
霊丘公園体育館駅は目下、島原鉄道線の管内では終着駅側に近い位置にあります。この路線の場合、他の鉄道への乗り換えをしたいときは発着駅である諫早駅まで行くしかありません。諫早駅までは40キロ以上の距離がありますが、現在は急行が停車する駅に含まれているため、比較的短時間で目指せます。諫早駅はJRの大村線および長崎本線と接続しています。
霊丘公園体育館駅の利用率は、今世紀に入ってからの調査結果を振り返ると急激に落ちた時期があることがわかります。無人化されて以後は横ばい気味になっていますが、1日平均の乗客数を割り出すと100人に届きません。
霊丘公園体育館駅の近所で、介護施設をお探しの場合は駅から5キロくらいの範囲を、注意深く探していくとよいでしょう。駅から歩いて15分以内の近場で確保することは難しいのですが、駅から2キロくらい離れると施設と遭遇する確率は上がります。
施設の区分に関しては、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームなどが考えられるでしょう。入居コストについては、月額使用料と入居一時金を足し算しても10万円前後にしかならない事例がほぼ確実に存在します。


