城下町として繁栄をきわめた土地での暮らしは格別です

現在の懐古園は、史跡や資料館のほか一般的な公園や神社、動物園などが設置されており、巨大な観光名所となっています。周囲や敷地の一部を歩くだけでも、気分がよいものでしょう。また小諸駅は、市役所などの公的な施設も近くに多く、小諸駅の近くに暮らすだけでいろいろな恩恵を受けられるとよくいわれています。
小諸駅は、市の中心エリアに所在するためバスの路線サービスの大半が集中しています。千曲バスやJRバスグループのほか、市営のコミュニティバスおよびタクシーを駅前から利用できます。また首都圏や関西方面に向かう高速バスも数種類出ています。
小諸駅は、JRの八ヶ岳高原線としなの鉄道線の2路線が接続された駅。前者については、終着駅という立場にあります。乗り換え場所に乏しい路線ですが、6区間進むと出てくる佐久平駅で降りると北陸新幹線を利用できます。そして発着駅である小渕沢駅まで行くと、中央本線に乗り継ぎできます。
後者については、発着駅となる軽井沢駅まで5区間です。軽井沢駅でも北陸新幹線の利用が可能となります。その反対方向に5区間進むと、上田駅に到着します。上田駅でも北陸新幹線に、そして上田電鉄の別所線への乗り換えを実現できます。
上田駅の利用率は、諸事情から減り続けています。1日あたりの乗客数を調べると、JR側では2003年以降ずっと2000人を割ったままです。2010年代に入ると何とか、微増する年が出ていますが。しなの鉄道側では2001年に4000人未満となり、2004年に3500人未満となりました。3000人を割る日がいつ来ても不思議ではない状況となっています。
小諸駅の近隣は、市内の中心エリアです。介護施設を検索するとその立地条件にふさわしい軒数があっさりと出てくることがあります。ただし公営の施設については競争率が高いですし、簡単に入居先が決まらないこともありえます。また、駅から近い施設はそれほど多くありません。4~5キロ圏内をくまなくチェックすることが大切でしょう。
施設のタイプについては、グループホームと介護付き有料老人ホーム、それに住宅型有料老人ホームが目立つエリアです。月額使用料と入居一時金は、10万円台のところが多いです。