パノラマ
近くに住むと、関西本線と伊勢線を一度に利用できます
四日市市と鈴鹿市の境界線に近い、河原田駅。利用客数が多いわけではないものの、両市から利用者が集まる駅で、少し離れた団地などから日常的に訪れる固定客もいます。明治半ばに設立された当初はJR線のみでした。伊勢鉄道が開業を果たしたのはそれからだいぶあと、昭和半ばを過ぎてからですが、その際に起点となる駅に選ばれています。駅は鈴鹿川に近く、駅と川の間は一般的な住宅などはほとんどありません。ただしある程度川から離れると、企業の事業用地などが目立つようになります。川と反対側については住宅がかなりの密度で固まっていますが、河原田神社の周囲のように森林が豊かに残る土地もたくさんあります。河原田駅を出て、離れたところに行きたいときはタクシーを呼ぶほかにバスを使うという手があります。駅前に乗り入れている路線を運行しているのは三重交通です。
河原田駅は、JR側では関西本線に属しています。乗り換え場所については、4区間離れた亀山駅がおすすめ。紀勢本線への乗り継ぎを実現できます。反対方向については、6区間離れた桑名駅がいちばん近い乗り継ぎ場所でしょう。この駅では、近鉄名古屋線および養老鉄道の養老線への乗り継ぎが可能です。
伊勢鉄道の伊勢線に関しては、発着駅という立場にあります。この路線は、四日市市から鈴鹿市を抜けて津市にたどり着く路線ですから、県内近郊を移動するときは大いに役に立つことでしょう。乗り換え場所については終着駅である津駅に限定されます。実は津駅でも、紀勢本線および近鉄名古屋線と接続しているのですが。
河原田駅の利用率は、JR側と伊勢鉄道側双方で過去10年において上がっています。1日あたりの乗客数は、JR側では2006年に1900人台に達しました。2013年には2300人を超えています。伊勢鉄道側では2006年に今世紀で初めて1600人を超え、その7年後には2000人台に乗りました。
河原田駅の近隣は、介護施設がそれなりに建てられてきましたが、あちこちに点在しておりこれといった特徴などはありません。各方向を慎重にチェックしたほうが、優れた施設を見落とすリスクを減らせますから正解でしょう。土地勘がないなら、駅から5キロくらいの範囲を徹底して探し続けることが大事です。
施設の種類についても同様ですが、グループホームと住宅型有料老人ホームは比較的見つかりやすいでしょう。月額使用料については、平均すると15万円以下と格安になるためリーズナブルではないでしょうか。
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