経済が好調な町。行政に使える予算も潤沢です

三重県の北西端に位置する、川越町。
桑名市と四日市市のほか、同じ三重郡に属する朝日町と隣接しています。
桑名市との境界線となっている員弁川は伊勢湾に注いでいます。
町の南端は海岸線ですが、もともと川越町は江戸時代に開発された開拓地が町域の過半数に達しているため、土地に起伏がほとんど見られないのが大きな特徴です。
川越町では今から30年近く前に中部電力の発電所が建造されました。
これが功を奏して、町の財政は現在まで好調です。
発電所が操業を開始して数年後に、川越電力館テラ46という展示施設が一般開放されています。
ここの強みは、最新のエネルギー資源の活用に関する情報を学べる点。
文明社会と環境の共存を考える上でも非常に役に立つ施設です。
このほか川越町では、立地条件を生かした農業と漁業がさかんです。
豊かな水と平坦な土地に恵まれていることから、水田が昔からたくさんつくられてきました。
また海岸地帯では、昔はのりの養殖が大規模に行われていることで有名でした。
かまぼこやちくわといった魚肉練り製品の名産地としても名高いです。
川越町では7月に入ると石取祭が開催されます。
地区によって独自の祭車を持っているのが特徴で、町内を練り歩く様子はどんな方にとっても心から楽しんでいただける内容です。
川越町で鉄道を用いた遠出をお考えになるときは、近鉄の川越富洲原駅に出向いていただくとよいでしょう。
名古屋線が開通しているため、松坂市方面にも名古屋市方面にも短時間で足を運んでいただけます。
路線バスについては、現在は民間のバス事業者が参入していません。
その代わりを務めているのが、町営のコミュニティバスです。
幹線道路については、伊勢湾岸自動車道にお乗り入れできるインターチェンジが町内にあります。
また国道1号線もおすすめです。
川越町の人口は、発電所の設置とともに増加に転じました。
発電所ができたばかりのころは、人口が10,000人未満を記録した時期がありましたが、2013年の調査では15,535人という計算結果が発表されています。
同年の高齢化率は、18.76%を記録。
これは全国平均値をはるかに下回る数字で、若い世代の流入が止まっていないことがうかがえます。
川越町内で今から介護施設をお探しになるときは、グループホームが見つかりやすいでしょう。
公営の施設から民営の施設まで幅広いです。