関駅周辺は宿場町の雰囲気。介護付き有料老人ホームは食事が充実

関駅は、三重県亀山市の関町新所に位置するJR西日本「関西本線」の駅。2007年三重県中部地震により、駅舎の一部に被害が出ましたが、幸い負傷者はいませんでした。ちなみに岐阜県にも「関駅」があります。長良川鉄道に移管するまでは「美濃関駅」だったのですが、現在は全くの同名駅となっています。
亀山市にある「関駅」は、1890年関西鉄道の四日市駅から柘植駅までの開通に伴い、一般駅(乗客・貨物を取り扱う駅)として開業。1907年に国鉄の駅となり、その2年後に関西本線に線路名が制定されました。1972年貨物の取り扱いを廃止し、旅客駅に。1987年JR西日本の駅になりました。
周辺は旧東海道の関宿のあった場所で、観光地としても人気です。そのため駅舎は「関宿ふるさと会館」にもなっており、亀山市観光協会の事務所も入居。駅に隣接して「道の駅関宿」もあります。2面2線のホームには関西本線、亀山方面行き上り列車と、柘植・伊賀上野・加茂方面行きの下り列車が停車。
周囲に広がる「亀山市関宿伝統的建造物群保存地区」は、東海道の宿場町を再現した町並みで、歴史的ロマンのただよう場所国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。この地区の郵便局や銀行の支店は、宿場町の景観を崩さぬ和テイストなデザイン。好きな人にはたまらない雰囲気の町です。
昔、関町役場だった亀山市役所も近く、駅の北には国道1号「東海道」が走行。その沿線を中心に、飲食店やスーパー、コンビニ等が並んでいるので便利です。また、駅前の「関駅前」バス停にはコミュニティバスも発着。平日と土曜のみですが、総合保健福祉センター前や関支所前・伊勢坂下等へ向かう亀山市西部Aルートに乗れます。
駅の周囲には介護付有料老人ホームやグループホーム等のシニア向けの住まいも誕生。介護付有料老人ホームは入居時の費用が数万円から数十万円、月額利用料は10万円台が相場です。アットホームな施設が多く、なかには献立会議を行い、各自の好きな食べ物を提供するようなお楽しみも。
関駅周辺は、宿場町の雰囲気が味わえる場所。野山も美しく、自然に溢れています。シニア世代にもおすすめですので、一度駅エリアにあるシニア向けの住まいにも見学にお越しください。