宿場町として栄えた地。情緒豊かで高齢者の楽しみに満ちたエリア

亀山市は三重県の中北部あるお茶の名産地で、東は鈴鹿サーキットが有名な鈴鹿市、西は伊賀市、北は甲賀忍者で知られている滋賀県甲賀市と隣接。
市の北西部にある鈴鹿山脈などの山地が市の面積を大きく占めており、市の半分以上が山林。
商工業としては、ロウソクの生産が盛んで、全国的にも大きなシェアを誇っています。
市の人口は年々増加中ですが高齢化率は27.2%と高めです(2023年調べ)。
人口の一角を担う高齢者のために、市は多数の高齢者福祉サービスを実施。
ゴミ集積所などに粗大ゴミを持って行けない高齢者のために、無料訪問収集を行ったり、「介護ストップ教室」という体操教室を開いたりしています。
高齢者の福祉サービスに関しては健康福祉課の高齢障がい支援室や、地域包括支援センターなどが窓口となっていますので、気軽に申し込むと良いと思います。
市内にはグループホームやサービス付き高齢者住宅などの介護施設もあります。
料金は概ね安く、サービス付き高齢者住宅なら入居時の費用0円、月額利用料は13~23万円程度。
総費用は部屋の広さや介護度にもよりますので、一度見学に行き、ケアマネージャーなどに相談をすると良いでしょう。
認知症の方には認知症に特化しているグループホームがおすすめです。
亀山市は昔から旅人などで賑わう町でしたので、今なおいろいろなスポットが残っています。
市内には東海道の宿場町「亀山宿」「関宿」坂下宿」があり、昔から鈴鹿市は宿場町として栄えていたのが分かります。
特に「関宿」は現在も、当時の町並みが残っており、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、観光地となっています。
昔からの交通要衝ですが、現在も交通アクセスが発達しており、JR東海の「関西本線」や「紀勢本線」などが通ります。
主要駅は亀山駅で、JR西日本の方の「関西本線」も含め電車は亀山駅を中心に運行されています。
高速バスも多数出ており、名古屋方面や京都駅行きや東京・横浜行きなどに乗れるので便利。
路線バスとしてはコミュニティバスが市内を走っています。
本数は少ないのはネックですが低料金という魅力があります。
ルート別に「さわやか号」「野登・白川地区自主運行バス」などがあり、市民の足代わりになっているのです。
また、市内には桜の名所や三重県最大の菖蒲園、そして美しい渓谷などさまざまな観光スポットも。
亀山市は見所も多い街ですので、シニア世代もお出かけの楽しみがあると思います。