肥後大津駅周辺は利便性が高い。住宅型有料老人ホームは病院あり

肥後大津駅は、熊本県菊池郡大津町の大字室に位置するJR九州「豊肥本線」の駅です。
昔、加藤清正が参勤交代で滋賀県の大津港に行く際、最初に泊まる宿場町ということで「大津一の宿」と命名し、大津は町名として残っています。駅名としては東海道本線の「大津駅」と区別化する為に、旧国名の「肥後」を付けて「肥後大津駅」となりました。
1914年国鉄の駅として開業し、1987年JR九州の駅に。2012年 ICカード「SUGOCA」の供用を開始。2017年駅の愛称が「阿蘇くまもと空港駅」となりました。愛称名の通り、阿蘇くまもと空港(熊本空港)が近く、肥後大津駅と空港を繋ぐ無料の「空港ライナー」も試験運転されています。
熊本駅から肥後大津駅まで電化されており、多くの普通列車は肥後大津駅で折り返します。阿蘇方面行き列車は肥後大津駅で乗り換えですが、2016年熊本地震災害以降は休止中。現在は代行バスが出ています。
2面3線のホームには、豊肥本線の水前寺・熊本方面行きが停車。阿蘇・大分方面行きの代行バスは本数こそ少ないものの、定期運行されています。一方、熊本行きは本数が多いので利用しやすいです。
1日あたりの平均乗降人員は2000年度3,760人、2002年度3,884人、2004年度3,701人、2006年度3,812人、2008年度3,847人、2010年度3,862人。熊本県立大津高等学校等の学校や、阿蘇くまもと空港が近いのもあり、震災前は学生も含め、利用者数が安定していました。
駅のすぐ南を国道57号「大津バイパス」が走行していますが、震災の影響により、東隣の「瀬田駅」や「立野駅」周辺は迂回。駅の南口に発着する阿蘇・大分方面行き「定期特急バス」も迂回中。1日も早い復興を祈るばかりです。
南口以外にも、駅北口の「肥後大津駅」 停留所等々、バス停も多く、様々な路線バスが止まります。特急バス「やまびこ号」や湯布院・別府方面へ向かう「九州横断バス」等も発着するので便利です。
駅の北エリアは大津町役場やおおづ図書館等の公的機関もある大津町の中心地。国道57号沿いには大型ショッピングモールやコンビニ、ドラッグストアや家電量販店、飲食店等が並んでおり、賑やかです。中心地から離れると、田畑が広がっています。
肥後大津駅エリアは利便性の高い場所。病院も多く、整形外科や内科、歯科、耳鼻咽喉科等も豊富なので安心です。周辺には住宅型や介護付きの有料老人ホーム等もできています。病院併設の住宅型有料老人ホームもあるのも魅力です。