吾川郡いの町の中では、中核をなす一帯です
高知県のほぼ中央部分に位置する、吾川郡いの町。数々の山に挟まれた地形が特徴的で、豊かな自然を活かした土佐和紙づくりが、町全体のシンボルとなっています。この自治体の中で中心的な鉄道駅となっているのが、伊野駅です。
いの町は今世紀に入ってから、3種類の町・村を合併して発足した新しい自治体です。しかし伊野駅は今から90年以上前に開業しており、古くから住民の輸送を行ってきました。2008年からは、特急が朝方・夕方の一定の時間帯だけでなく、常に停車する駅に変わっています。
伊野駅の近くは、町役場の最寄り駅であるもののどちらかというと平穏な住宅地といった雰囲気が強いです。駅の北側にそびえる加茂山にかなり近いため、あまり市街地化できるスペースがないことがその原因だと思われます。駅の西側をしばらく進むと、じきに仁淀川の河川敷にぶつかります。
伊野駅がある場所は、国道33号線や県道33号線・280号線にアクセスしやすい状況となっています。駅のそばで乗り降りできる路線バスに関しては、高知県交北部交通やとさでん交通、そして町営のコミュニティバスの3種類に分かれています。
伊野駅は、JRの土讃線に所属する駅です。伊野駅から歩いて簡単に行ける位置に、とさでん交通伊野線の伊野駅前停留場があるのですが、伊野駅から5駅連続で、この伊野線に属する停留場と乗り換え可能な駅が並んでいます。
反対方向では、終着駅である窪川駅まで乗り換えできる駅はでてきません。窪川駅とは60キロ前後離れていますが、この駅まで行くとJRの中村線への乗り継ぎが可能です。ちなみに事実上の発着駅となっている多度津駅まで行くと、JRの予讃線への乗り継ぎが可能となります。
伊野駅の近隣で介護施設をお探しの場合、施設を建てられるような土地(すなわち、宅地に適した土地)がだいぶ制限されることに注意するほうがよいでしょう。駅から徒歩10分以内の近場に建てられた施設は多少ならありますから、最初のうちは至近距離ばかりを探してもいいかもしれません。しかしその後は、10キロくらい離れたあたりまで見て回るようにしたほうが無難でしょう。
施設の区分に関しては、グループホームが圧倒的に高い割合となっています。認知症の兆候が出ているなら、早めに専門医の診断書を取得したほうがよいでしょう。入居費用に関しては、月額使用料が10万円前後、またはそれ未満といった格安の施設を探しやすいです。








