ハイキングシーズンはとてもにぎやかになります
「かながわの景勝50選」に指定されている、天台宗神武寺。この寺院と同名の駅が、歩いて約30分離れた場所に設営されています。多少距離はあるものの、今なお参拝客が立ち寄る駅として利用されています。もっとも、神武寺駅の特徴はこれだけにとどまりません。駅の西口にある米軍基地、池子住宅への最寄り駅という重大な役割を担ってきました。そして行楽シーズンが近づくと、鷹取山への通過点という役割も急速にクローズアップされます。普段の神武寺駅は、駅の東側に主に開けている一般的な住宅街から見た交通サービスという側面が強いでしょう。神武寺駅は県道205号線と近接していますが、この道路に沿って京浜急行バスの停留所が設置されています。神武寺駅は、京急逗子線の管内にある駅です。逗子線は、総駅数が5にも満たない小ぢんまりとした路線ですが、横浜市内と逗子市内を結ぶという意味では重要です。それから、発着駅と終着駅ともに乗り換え場所を持っています。神武寺駅から見ると隣駅である新逗子駅ではJRの横須賀線に乗り換え可能ですし、2区間離れた金沢八景駅まで出ると京急本線、ならびに横浜シーサイドラインの金沢シーサイドラインに乗り継ぎできます。前者については、直通運転の利用も難しいことではありません。神武寺駅の利用率は、じわじわとではあるものの20年以上前から低下の一途をたどっていました。1日あたりの乗降客数を見てもその点は容易に見て取れます。しかし2006年ころを転機にその状態に歯止めがかかります。それ以後は逆に増加が続いています(2006年から2014年までの間に、500人を超える増加が記録されています)。神武寺駅の周囲で介護施設に入りたいなら、施設数はまだじゅうぶんに供給されているとは呼べないことを念頭において探したほうが賢明でしょう。特別擁護老人ホームのような完全に公的な施設の発見は可能ですが、人気が常に高いため待ち時間が長く発生してしまうことは当たり前。民間業者の手が入った施設にも必ず目を向けるようにしたいものです。グループホームなどであれば駅から歩いて数分で行ける施設には入れるチャンスは多そうです。しかしいちばん神武寺駅の周辺で増えているのはおそらく介護付き有料老人ホーム。ケアサービスの多さや豊かさでは信頼をもてることでしょう。入居料金については、変動制のところばかりのようですから、どんな支払い方を選ぶべきかよく検討することが大事です。











