パノラマ
入りやすい老人ホームが多くて、穴場のような場所です
横浜市都筑区は、かつては農地や緑地がふんだんに残っていた土地でした。その後、鶴見川沿いに工場開発が進み、中小企業から大企業まで、多様な企業が運営する工場が立ち並ぶようになりました。川和町駅は、そのような沿革を持つ一帯につくられた駅です。鶴見川から離れると、だんだんと普遍的な住宅地が目立つようになります。商店街も発達しており、買い物や散歩を楽しむ場所としてはうってつけでしょう。散歩といえば、川和富士公園のような緑が濃くて癒しに満ちた場所も用意されています（この公園は、見晴らしの良さでも有名です）。
川和町駅を出てバスを利用したい場合は、駅前のほかに手近な乗り場が2ヶ所あります。３ヶ所の路線の運行主は、東急バス・神奈川中央交通・市営のコミュニティバスとなっています。幹線道路の中で川和町駅にいちばん近いのは、おそらく県道12号線でしょう。
川和町駅は、横浜市営地下鉄のグリーンラインに属する駅です。発着駅である中山駅のすぐ隣にあるため、中山駅と接続しているJRの横浜線の利用はとても簡単です。それ以外の乗り換え先は、センター南駅・センター北駅（両駅そろってブルーラインと接続しています）、それと終着駅である日吉駅（東急東横線および目黒線）となります。川和町駅の利用率は、グリーンラインの管内にある大半の駅と同様に上昇の一途をたどっています。
1日あたりの乗降客数が6000人を超過したのは2010年、7000人を突破したのは2013年のことでした。駅近辺の宅地に住む市民にとって、かけがえのない交通手段として認識されていることがうかがえます。
川和町駅の周囲では宅地開発が小規模に繰り替えされてきましたが、そのかたわら老人ホームの増設も同様に続けられてきた模様です。駅から1キロ以内という相当に近い範囲で見つけるのは簡単ではありませんが、1～3キロ圏内でもいいと思えるなら、選択肢はだいぶ豊かなものになるでしょう（とはいえ「よその駅から歩くと近くなる」という可能性がある点に注意しましょう）。
施設の区分については、サービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホーム・グループホームと最近人気が高い施設の大半が建てられており、どの種類が多くてどの種類が少ないとはいえません。高額な施設はたまに出てくるものの、月額使用料・入居一時金ともに10万円台～30万円前後という妥当な範囲に収まるところのほうが多い模様です。
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