宅地の合間に昔から存在する駅。有料老人ホームが多いです

京急富岡駅が誕生したのは、今から80年以上昔の昭和初期のこと。戦中から戦後にかけて営業が停止される期間が数回発生しましたが、70年ほど前から休むことなく運営が続けられています。これまでに数回、駅名の変更を経験しました。
駅は四方を、巨大な住宅地に取り囲まれています。その一方で緑が地域のあちこちに残っており、散歩の最中に癒しをたっぷりと感じ取っていただけます。富岡八幡宮や富岡緑地、富岡総合公園・長浜公園などお散歩の途中で立ち寄っていただける休憩場所が多く点在します。
京急富岡駅は、国道16号線から徒歩数分の場所に位置する駅です。駅からまっすぐ東方向に進むと、やがて首都高速湾岸線が見えてきます。駅のそばでバスに乗りたいときは、京急バスグループや市営のコミュニティバスが停車するバス乗り場を数ヵ所利用できます。
京急富岡駅は、京急本線に所属する駅です。管内では、杉田駅・能見台駅に挟まれています。どちらの駅も、エアポート急行へ乗り換え場所として利用可能です。杉田駅については、JRの根岸線や金沢シーサイドラインへの乗り継ぎができます。
杉田駅から2区間お進みになると、上大岡駅にご到着できます。この駅では快速特急をはじめ、高速で運転される列車の大半に乗車可能です。また、横浜市営地下鉄のブルーラインへ乗り換えができます。
京急富岡駅の利用率は、昭和末期にピークを迎えました。その後は少しずつ低下の一途をたどってきました。1日ごとの乗降客数を計算すると、今世紀に入った時点で3万人を割っていたことが判明します。それから10年経つと、2万5,000人を切りました。2014年以後は連続して、2万4,000人を下回っています。
京急富岡駅の周辺は、平坦な土地の大部分が宅地としてすでに使用されています。このため介護施設を探す場合は、少し離れたほうが得策です。施設が見つかりやすくなるのは、駅から4kmくらい離れてから。最初のうちは8kmくらい遠くまでよく確認しましょう。駅から近い施設については、徒歩20~25分圏内といった条件で調べられます。
施設の種別に関しては、住宅型有料老人ホームと介護付有料老人ホームがよく見つかるエリアです。それらに比べるとサービス付高齢者向け住宅とグループホームは少なめですが、入居の機会は十分にあります。