マリンスポーツのメッカの近くは静かで暮らしやすい土地でした

夏場は特に利用客が増大し、人口密度が駅の周囲全体で急激に上昇します。もっとも海水浴場や県立の公園などを除外して考えると、平凡な住宅地に使われている場所が大半を占めているエリアです。引退後に住み着く場所としては、景色の良さや空気のすがすがしさ、そして周辺の静かさなどが光ります。
鵠沼海岸駅は、小田急電鉄の江ノ島線の管内にある駅です。江ノ島線といえば、駅前広場が設置されていることで有名ですが鵠沼海岸駅は数少ない例外です。そのため駅前にバス乗り場を置きにくいというハンデがありますが、駅から少し離れた場所に停留所を設置することで補っています。この停留所には、江ノ電バスが若干の路線の乗り入れを行っています。
鵠沼海岸駅は、江ノ島線の中では終点に近い位置にあります。すぐ隣にある片瀬江ノ島駅が終着駅ですが、この駅では江ノ島電鉄線や湘南モノレールの江の島線に乗り換えできるため、突き当たりというわけではありません。上り方面については、2区間先の藤沢駅が近い乗り換え場所です。藤沢駅でも江ノ島電鉄線に乗り継ぎできるほか、JRの東海道線および湘南・新宿ラインを利用できます。なお発着駅である相模大野駅まで行くと小田急小田原線に乗れますが、直通運転が実施されているため下車しなくてよいこともあります。
鵠沼海岸駅の利用率は近年、あまり変わっていません。1日ごとの乗降客数を見つめると、19000人を2005年に超えたことがわかります。それ以来ずっと19000人台をキープしています。
鵠沼海岸駅の周辺は、介護施設を建てる場所として好ましい条件によく恵まれています。それでも施設数はまだ多いとはいえません(その点は、これからの大きな課題でしょう)。もっとも、現在すでに営業している施設のレベルは平均して高いため、入居後は住み心地のよさを期待できます。
鵠沼海岸駅の近辺にある施設にはあまり共通点らしい共通点はありません。あえて補足するなら住宅型有料老人ホームと介護付き有料老人ホームがやや多めかもしれませんが。駅から近い施設や料金が低めに設定されている施設は、どちらも多くはありませんがよく探せば見つけられるチャンスがあるはずです。