横浜市の旧副都心と呼ばれた便利な土地、再開発も着々と進行

駅の周囲には半世紀前につくられた住宅地が今なお残っているほか、近年の再開発の対象となっており、旭区の中心エリアと考えられています。駅には北口・南口に発達したビルがつながっており、行政機関や商業施設などのテナントがたくさん入居しています。
バスの乗り場も北口・南口両方に設置されていますが、相鉄バス・京浜急行バスというこの地域では大きなステイタスを持つ事業者が路線を担当しています。特に北口については、駅構内からバリアフリー設備を使ってストレートに行けるように整備されており、高齢者にフレンドリーなバス環境を楽しめます。
近い幹線道路を数えようとすれば、国道16号線や県道40号線があることが速やかにわかります。また鴨居上飯田線という都市計画道路が建てられるプランがあり、将来の完成が待ち望まれています。
二俣川駅は、相模鉄道の本線といずみ野線の両方が通る稀有な駅です。本線の駅一覧を見ると、いちばん重要な駅は発着駅である横浜駅だと瞬時にわかりますが、反対方向にある海老名駅や大和駅も、それぞれ小田急電鉄の小田原線や江ノ島線に乗り換えできて好都合です。いずみ野線のほうは短い路線ですが、終着駅の湘南台駅まであまり時間を要しません。そこまでいけば小田急江ノ島線のほか横浜市営地下鉄のブルーラインに乗り移れて得をします。
二俣川駅の利用率は平成の初期にピークを迎えています。しかし1日当たりの乗降客数については安定しており、過去15年を通して77000~83000人の間で上下しているにすぎません。二俣川駅の近辺は、行政が本腰を入れて区画整理などを行っています。それだけが理由ではありませんが、駅を出てすぐの場所にたっぷりとスペースを持つ介護施設をつくることは容易ではない模様です。
つまり駅からある程度離れた場所が、介護施設探しのフィールドとなりそうです。グループホームは入居一時金・月額使用料ともに固定額・低額で希望者を募集していることが多く、認知症発症者にはおすすめです。費用について相談をしたい場合なら、介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅などが、さまざまな支払い方法に応じていることが多いため希望に沿う可能性が高くなります。