東側を通る釜石街道に沿って、建物がやや集まっています
岩手上郷駅が開業したのは、今から100年ほど昔のことでした。当初は管内において線路の一部が未完成である上に、貨物運搬だけが実施されていたなど限られた範囲での営業にとどまっていたと伝えられています。ただしすぐに一般乗客の輸送がスタートしています。
駅が所在する場所は、山々の間に挟まれた狭い平地の一角です。駅の南側や西側にも樹木が残っている小規模な台地などが散見される土地柄です。岩手上郷駅は現在、釜石街道がすぐそばを通る場所に立地しています。
農地や空き地などの合間に少しずつ民家が点在するといったイメージで、マイペースでのライフスタイルを満喫できることは間違いないでしょう。駅の東側は市民センターのような公営の施設が建てられているためややにぎわった印象です。
岩手上郷駅は、JRの銀河ドリームライン釜石線に所属する駅です。快速列車が、部分的に停車する駅に指定されています。どちらかといえば終着駅に近い位置に所在しており、釜石駅までおよそ40キロ近く離れています。釜石駅で下車すると山田線に乗り換えできますが、直通運転が実施されることがあります。また、三陸鉄道の南リアス線への乗り継ぎ地点としても利用されています。
釜石駅を除くと、乗り換えが可能な駅は発着駅およびその付近に絞られます。発着駅である花巻駅では、東北本線への乗り継ぎが可能です。その2区間手前にある新花巻駅で下車したときは、東北新幹線の利用ができます。
岩手上郷駅では貨物の取扱を40年以上前に全面的にストップしました。それから20年ほど経つと遠野駅の管理下に入っており、駅員が常駐しない体制となりました。利用率の調査は実施されていませんが、1日あたりの乗客数は非常に少ないものと考えられています。
岩手上郷駅を起点として介護施設を探したい場合は、駅から歩いて簡単にアクセスできるような距離に集中することは、賢明なやり方とはいえません。駅から2キロ以上離れたところから、だんだんと施設は目にとまるようになるからです。そのため、駅から10キロを軽く超えたくらいのところにある施設にも最初の時点からきちんと視線を向けるようにしておいたほうが良いでしょう。
施設の種類に関しては、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅が中心的です。どちらの施設も、全国的に高いコストを要求されない性質がある種類になっています。月額使用料が10万円前後でOKという事例がたくさんあります。








