斯波氏ゆかりの土地です。駅の周りはそこそこ便利です
紫波中央駅が誕生したのは、20世紀がもう少しで終わりというタイミングでした。長い間、紫波郡紫波町の中心市街地に鉄道駅が存在しないことを不満に思う意見が根強かったことで、紫波中央駅が誕生しました。
駅舎(待合室)が完成したのは今世紀に入ってからです。紫波中央駅がある場所は町役場などが立てられており、町内の主要な施設が集中しています。宅地は特に駅の東側で発達しており、北上川の西岸まではかなりの密度で建物が並んでいます。
駅から見て南東方向に進むと、北上川の手前に柴波運動公園が見えてきます。その一方、駅から見て北東方向に進むと、北上川の岸辺に沿って城山公園が広がっています。この公園は、かつてこの地域一帯を支配した斯波一族が居城とした、高水寺城(郡山城という呼び名も有名です)の跡地が保存されています。
紫波中央駅は国道4号線や46号線に、さらに北上川を挟んで456号線に乗り入れしやすい位置にあります。県道25号線へのアクセスも容易です。一般的な路線バスはあまり運行されていませんが、それでも駅付近の停留所に岩手県交通のサービスが若干数乗り入れています。
紫波中央駅は、JRの東北本線の管内にある駅です。紫波中央駅から観て最短時間で行ける、快速列車への乗り換え場所はおそらく2区間先に出てくる矢幅駅でしょう。その次に近いのは、4区間離れた花巻駅です。花巻駅ではもうひとつメリットがあり、釜石線への乗り換えが可能となります。花巻駅の手前には花巻空港駅がありますが、飛行機で移動する必要ができたときは、ほとんどの住民はこの駅を利用しています。
紫波中央駅は無人化されています。住民のリクエストに応えるために建造された駅ではありますが、利用率は伸びているわけではない模様です。それでも、1日あたりの乗客数は近年の調査によると1500人近くを記録しています。
紫波中央駅を起点として介護施設をご検討の場合、駅から7~8キロくらいの範囲を最初の対象とするとよいでしょう。駅から2キロ以内といった近場で営業している施設も点在しています。
施設のジャンルについては、グループホームとサービス付き高齢者向け住宅の2種類を目印にすることがおすすめです。入居費用に関してはリーズナブルな価格帯になっています。月額使用料が10万円未満で入れるところのほうが過半数となっています。





