「やすらぎの像」と「花巻城跡」が地域のシンボルです
駅前に、平和を願う思いが込められた「やすらぎの像」が建立されている花巻駅。宮沢賢治や高村光太郎といった20世紀の文化人に縁が深い駅として、今世紀の初頭に「東北の駅百選」に選ばれています。19世紀末に開業した歴史に恵まれた駅で、宮沢賢治の童話の舞台に使われたことがあるほどです。
駅の周囲は市内の中心市街地として開発されてきました。市役所や市営の図書館といった公的な施設が集中しているほか、商業施設などがたくさん進出しています。花巻駅の近辺で名所といえば、何といっても花巻城跡でしょう。現在は、一部の門くらいしか残されていませんが、復元作業が着々と進められており、跡地全体が公園として管理されています。
花巻駅は、JRの東北本線および銀河ドリームライン釜石線に所属する駅です。東北本線の管内では、2区間先に北上駅があります。この駅では北上線へのお乗り継ぎが可能となります。その反対方向に9区間進んでいただくと、盛岡駅に到着します。盛岡駅は山田線・田沢湖線および東北新幹線・北海道新幹線・秋田新幹線と接続しています。またいわて銀河鉄道線もご利用できます。
釜石線の管内では、発着駅という立場です。終着駅である釜石駅まで90キロほど離れていますが、この駅は山田線のほか三陸鉄道の南リアス線と接続しているため便利です。花巻駅は、県道103号線・297号線などに近い駅。駅からまっすぐ西にお進みいただくと、やがて東北自動車道をご覧になれます。駅前のロータリーに乗り入れている路線バスは、全系統を岩手県交通が管轄しています。
花巻駅の利用率は、年々下降線をたどっています。ただしその進み具合は決して急ではありません。1日ごとの乗客数を計算しますと、2004年に今世紀初めて3500人以下に落ちたことが判明します。その5年後には3300人以下となりました。幸い、2010年以後は微増する年が多くなりました。
花巻駅の近隣にて、介護施設をご検討中の場合は駅から10キロくらいまでをチェックしてみましょう。駅から1キロを過ぎたあたりから、徐々に施設を発見できる可能性は上がっていくのですが、この駅の周辺エリアではなるべく遠くまでひと通りご覧になったほうが、多くの施設を検討しておいたほうが良いでしょう。
施設の種類に関しては、グループホームが中心的で多く建てられています。しかし現在では、ケアハウスや住宅型有料老人ホームが以前より人気を高めていますから、様々な施設をご検討くささい。











