厚床市街地やその周辺の土地で、ゆったりとした暮らしを
'平成の初めまで、支線（標津線）への分岐点として使われていた根室本線の厚床駅。2000年に、青春18きっぷのポスターのロケーション場所に選ばれたため、周囲の風景を目にする人が急増したという出来事がありました。そのほか、2012年の夏に限定販売された特別な駅弁が、鉄道ファンの間で話題を集めたことがあります。
厚床駅がある場所は、おもに駅の北側を中心に集落が形成されています。公共の施設や文教施設、工場や商業店舗などが若干数立地しています。駅を出ると、北口の目の前に国道44号線が東西に走っています。そしてこの44号線から分岐するように、北へ向けて国道243号線がまっすぐに延びています。厚床駅に降り立ってからの移動に際して便利なのは、路線バス・高速バスでしょう（標津線が廃線となったときに、そのサービスが全面的にバスに転換されたことは周知の事実です）。
根室交通をはじめ、数社が協力してサービスの運行にあたっています。厚床駅は、根室本線の管内では終着駅側に立地する駅。快速列車が停車する駅に含められています。乗り換えのチャンスはすべて、発着駅方向に限られます。
90キロ近く進むと東釧路駅が目の前に現れますが、この駅は釧網本線への乗り換え場所となっています。東釧路駅250キロ以上進むと、富良野駅にたどり着きます。富良野駅といえば富良野線への中継地点として非常に有名です。発着駅である滝川駅までは400キロ近く離れていますが、この駅は函館本線への乗り継ぎを実現できます。
厚床駅の利用率は、周囲の人口がとても少ないためずっと昔から低いままです。駅員が終日派遣されない体制に入ってから20年以上の歳月が流れています。1日あたりの乗降客数は、20人前後という計算結果が近年公開されています。
厚床駅を中心にして介護施設をチェックするなら、駅から20キロ以上離れた遠方の地が主たるターゲットになる、そう捉えたほうが合理的でしょう。駅から50キロくらい離れたところまで、時間を惜しまずにたっぷりと見て回ったほうが正解です。
施設の種類に関しては、グループホームがいちばん発見しやすいと思われます。グループホームは、全国どこの地域でも入居料金が安くつくという性質がありますが、厚床駅エリアの場合は地価の安さと相まって相当にリーズナブルです。月額使用料や入居一時金の平均額は、おそらく10万円くらい。予算に制限がある世帯でも契約できるチャンスは多いでしょう。' 画像の一部はwikipediaから引用しています
