南天山城跡および尾崎山公園の最寄り駅です
吉舎駅が誕生したのは、今から80年以上昔の昭和初期のことでした。当時は終着駅だったと伝えられています。現在まで木造の古い駅舎を、上手に手入れしながら使用してきました。吉舎駅は、国道184号線や県道223号線・426号線などに近い駅です。また尾道自動車道が駅のすぐ北側を通り抜けています。
三次市内には、中国山地などの豊かな山林が大量に残っていることで有名です。吉舎駅がある場所もそのような土地柄です。駅の東側は実際に広大な緑で埋まっています。集落は主に、駅の西側から南側にかけて細長く延びています。
南側にお進みいただくと、市役所の支所や郵便局、銀行の支店などが集まった地域に簡単にアクセスできます。また、南天山城の痕跡が残る、尾崎山公園や吉舎歴史民俗資料館のような文化施設にも、徒歩でアクセス可能です。
吉舎駅は、JRの福塩線に所属する駅です。終着駅である塩町駅までおよそ10キロの距離があります。この終着駅では、芸備線へのお乗り継ぎが可能です。芸備線の管内では、三次駅に簡単に移動できる点がメリット。三次駅では、三江線のご利用ができます。
反対方面では、発着駅である福山駅とその3区間手前にある神辺駅が、お乗り換えのチャンスがある駅です。福山駅では山陽本線・山陽新幹線を、神辺駅では井原鉄道の井原線をご利用になれます。
吉舎駅は、30年以上前の昭和末期から職員が常駐しない体制に入っていましたが、完全に無人化されたのは2008年の春からです。駅の利用率はゆっくりと下降してきました。1日平均の乗客数を計算しますと、300人を超えていたのは1993年までだったことがわかります。その7年後に200人以下となりました。ただし今世紀に入ってからは、減少の速度が衰えました。近年は微増・微減を不規則に繰り返しているだけです。
施設の種別に関しては、サービス付き高齢者向け住宅が比較的多いエリアです。月額使用料については、10万円台の施設が見つかりやすいです(月々のご負担額が15万円以下になる可能性は高いです)。





