安芸郡府中町はマツダの本社のある町。大型商業施設等もある

安芸郡府中町は、広島県の南西部にある町。
2023年の人口は5万2,891人で、全国の市区部を除く自治体で最も人口の多い町となっており、府中町の人口密度は、首都圏・中京圏・関西圏の三大都市圏にも匹敵するほどだと言われています。
「人口5万人を超えれば市へ移行できる」という単独市制条件を満たすことができているため、将来的な市制移行も視野に入れているそうです。
府中町の町名は、古来より安芸の国の中心地として国府の置かれた場所であることが由来。
実際、国府時代にゆかりのある旧跡の多い「歴史の町」としても有名です。
安芸の国三大神社のひとつである「多家神社」の境内には、広島城から移設された宝蔵があり、県指定の重要文化財になっています。
府中町は祭事も多く、多家神社や鹿籠神社では春と秋に祭りが行われていますし、かっぽ府中町民まつりや空城山公園の府中つばき祭りなども毎年開催中です。
広島県といえば、自動車会社のマツダで有名ですが、そのマツダの本社が府中町にあります。
本社敷地内にはマツダミュージアムもあり、シニア世代には懐かしい自動車が展示されていますし、実際の製造工程も見学できます。
また、町北東部の水分峡にある水分峡森林公園は府中町の名所として知られ、町中心部の今出川清水は「名水百選」にも選出されている名所です。
人口密度が高く、広島市のベッドタウンともなっている府中町ですが、水と緑にも縁の深い自然豊かな町でもあるのです。
医療機関は、企業立のマツダ病院を筆頭に、個人クリニックも点在。
スーパーなども多く、町西部の広島市との市町境には大型商業施設「イオンモール広島府中」も。
周囲をぐるりと広島市に囲まれていることから、「広島市内の病院や商業施設へもアクセスしやすい」という町民の声も聞かれます。
町南西部にはJR山陽本線が通り、町内の「向洋駅」から利用可能。
町西部には広島高速2号線が走り、町内に府中出入口が設置されています。
バスは、県庁と府中町内を結ぶ広電バスや、イオンモール広島府中にも止まる町営バスが走行中です。
府中町内には、グループホームなどのシニア向けの住まいも増えています。
グループホームは医療機関との連携をとり、健康管理をバックアップしてくれるのが魅力でしょう。
さらには、口腔ケアなどを受けられるホームや、24時間体制で医師と連絡がとれるホーム、豊富なレクリエーション活動を通してリフレッシュできるグループホーム等があります。
気軽に体験入居をしてみて、府中町でのシニアライフを検討してみるのもおすすめです。