コストがあまりかからないグループホームなどが建てられています
大垣市は、岐阜県内では決して広大な都市ではありません。しかし豊富な人口をバックに周囲の自治体をリードする存在で、市内に本拠地を置いている企業がたくさんあります。電子関連製品の製造で名高いイビデンはその代表格ですが、このイビデンの事業場と近接しているのが美濃青柳駅です。イビデン青柳事業場および神鋼造機のために、専用の貨物引き込み線が40年以上前まで使用されていたほどです。駅の周辺は基本的に、手入れが行き届いた散策しやすい歩道や、見晴らしの良い街並みが印象的です。平凡な戸建て住宅や集合住宅が混在する市街地で、その間に小規模な商業施設などが点在します。緑地はあちこちに残されているため、散歩をしていると何度となく心が癒される風景に出会える機会がやってくることでしょう。駅と並行するように流れる相川に沿って南側に歩いていくと、やがて杭瀬川スポーツ公園にたどり着きます。美濃青柳駅は、水郷街道258号線に比較的近い場所に所在しています(この道路と交差する形で東海道新幹線が敷設されています)。美濃青柳駅は現在、養老鉄道の養老線に所属する駅ですが、市の中心地区に囲まれている大垣駅と2区間しか離れていません。この駅は、JRの東海道本線や樽見鉄道の樽見線に乗り換える場所としても重宝します。反対方向に目を移すと、発着駅である桑名駅までは相当の距離があることがわかります。これは県外にあるためですが、そこまで行けば乗り換えのチャンスが一度にやってきます。近鉄の名古屋線・JRの関西本線・三岐鉄道の北勢線のすべてを好きなように利用できます。美濃青柳駅の利用率は、イビデンの関係者や周辺の通勤者・通学者で主に構成されているようです。ちなみに1980年代と比べると現在はかなり低下しているといわれています。実際に1日あたりの乗降客数を調べると、当時は1000人を超える年が多かったのですが近年はその半分近くにまで減っています。美濃青柳駅の近隣で介護施設に入りたいときは、駅から2キロくらい離れたあたりからが主たるフィールドとなるでしょう。駅から徒歩で数分程度といった便利な地域は、あまり土地が余っていないのか施設に遭遇できる確率は著しく低いものとなっています。しかし駅から2~4キロ離れた範囲なら、グループホームを筆頭にいろいろなタイプの施設を発見できる機会が訪れるでしょう。料金体系も、大部分は安くて重荷にならないところのようです。












































